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テーマ:家を建てたい!(9898)
カテゴリ:外壁材
日経の建築サイトを見ていたら、東北関東大震災の被害の 写真が多数掲載されていた。 その中で、茨城県水戸市の建物の写真が目に付いたので 紹介したいと思います。 水戸は、震源からは少し離れていますが、被害が比較的 多かったところのようです。 内陸ですので、津波の被害はなかったのですが、 地震の揺れが余震という形で今でも続いているようです。 この建物は鉄骨造のようですから、地震による構造体の 損傷はあまりなかったように思いますが、外壁材として 施工されたコンクリートのパネル材がタイルと共に 一部脱落してしまいました。 先程も述べさせて頂いた通り、こうなったからといって 構造体の鉄骨には何ら問題はありませんが、厚みのある コンクリート(中にメッシュ筋も入っている)が 脱落することは、想定に難くありません。 外壁材は、構造体を雨風から守るという機能と 建物の化粧としての機能がありますが、構造強度を 上げるという性質を持ちません。 (全くないとは言いませんが、強度計算には入れません) だから、脱落しても構造体の強度には影響がないのです。 そういった意味では、私たち ホームメイドが施工する レンガ積み外壁が万一壊れたとしても構造体である2x4の 木造構造には、全く問題がないのです。 ですから、レンガをもう一度積み直せば、元通りに 直ってしまう訳ですね。 ただ、こうした外壁材が高層階から落下してくる場合、 路上の歩行者や車には大変な危険が及びます。 今回の建物では、それ程の高さではありませんが 塊が大きい点では危なかったかも知れません。 高いビルやマンションでもタイルなどの外壁材が 張られていますから、そこを往来する人や住人は 特に注意が必要ですね。 高層の建物については、地震でなくとも今後問題と なる可能性が大きいと思います。 だって、いつ脱落して子供さんなどに被害が出るか 分かりませんものね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年03月25日 12時27分19秒
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