|
テーマ:家を建てたい!(9769)
カテゴリ:レンガ積み(Brick)
![]() 私たちが施工するレンガ積みと他社で施工されるレンガ張り。 実際の納まりでは、どのように違うのでしょうか? 一番端的に分かるのは、窓の周囲と基礎まわり。 窓の周囲については、以前記事に書いた通り、レンガ積みは レンガの厚み分窓が奥まって見え、レンガ張りは窓とレンガとが ほぼ平面的に見えるのです。(詳細は、他の記事を参照下さい) 今回は建物の下の方にある基礎付近がどのように見えるか ご覧に入れましょう。 まず、レンガ・タイル(カルチャード・ブリック)ですが、建物 の壁に張り付ける形になりますから、基礎から浮いた状態に なります。 また、その厚み分だけ、基礎の表面よりもレンガが出っ張って いるのがお分かりになりますでしょうか。 ブリック・タイルが宙に浮いた状態で尚且つ外側にはみ出した 感じですから、何とも不安定な状況だと思いませんか。 だから、モルタルなどの接着剤が劣化すれば、カルチャード・ ブリックは将来壁から脱落する危険性が生じます。 また、タイルのような重量物が宙に浮いた状態で壁に張り付いて いる訳ですから、構造体への負担は非常に大きくなるんです。 ![]() さて、次に本物のレンガ積みの外壁ですが、写真にあるように ベースとなるベタ基礎の上に載せていきます。 当然、ベタ基礎はレンガの厚みよりも幅がありますから、レンガの 壁の外側に基礎が出っ張って見えます。 また、下から積んでいきますから、浮いた感じは全くないですし、 レンガ自体が構造体から少し離して積んでいますから、構造体に 何ら負担を掛けていないというのも分かりますよね。 つまり、レンガ・タイル張りとレンガ積みとでは、納まりや 見え方も違えば、構造体への負担も全く違うのです。 だから、レンガ積み外壁は施工にお金や手間を掛けるだけの ことがあるんですねぇ。 こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 <関連記事>: レンガの厚みが分かりますか? (2015年4月12日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年09月22日 10時35分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[レンガ積み(Brick)] カテゴリの最新記事
|