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ショップハンター

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2014.09.18
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 ブログや SNS に何らかしらの情報を書き込むと、それは全世界に向けて発信されます。
 内輪でこっそり楽しむというやりかたが通用しないのがネットの世界です。

個人情報は大丈夫?

 先日、コンビニに入った客のグループがイチャモンをつけて店員に土下座させ、脅迫めいた暴言とともに数万円分の物品を要求する様子が動画共有サイトにアップされて問題になりましたね。
 このビデオクリップは被害者や店内にいた他の客がこっそり撮影したものだと思っていたのですが、撮影してアップしたのが土下座を強要した客側だったというのですから驚きです。

 本人たちは、武勇伝を披露するつもりだったのでしょう。
 オレたちの手にかかれば、コンビニ店員なんてチョロイもんさ、とでも言いたかったのでしょうか(真相は本人にしかわかりませんが)。
 しかし、事態は予想外の展開を呈することになりました。

 動画の視聴者たちが批判的なコメントを投稿しただけでなく、このやりとりの犯罪性をつぎつぎに指摘しはじめたのです。
 そしてあっという間に本人特定、住所、年齢、職業、交友関係、ネットに散らばる過去の画像などが暴かれ、彼らは完全に逃げ場を失うハメになりました。
 当事者は芋づる式に御用となり、事態も収束に向かっているようです。


 一傍観者としては、またバカがどうしようもなくアホなことをやっててくれたなあ、くらいの感想くらいしか出てこないでしょう。
 しかしこういったことは、ちょっとしたことが引き金となり、自分もその標的になってしまう可能性があることを暗に示している事件でもあります。

 自分ではよかれと思ってやったことや、ネットで発信した情報が強い反感を呼び、本人の個人情報が特定されてしまうことは今では日常茶飯事です。
 ブログ炎上やバカッター事件などで、人生が狂ってしまうケースが後を絶たないですね。



 個人情報を特定されて困るのは、まぎれもなく本人なのですが、元をたどってみると証拠となる情報を発信していたのが本人だったというのがよくあるパターンです。
 あなたが発信した情報は、世の中の見知らぬ誰かにいつでも見られる状態になっています。
 ですから、自意識過剰なような気がしても、日頃から用心しておけば思わぬトラブルに巻き込まれてしまうリスクを回避しやすくなります。

本名の公開


 情報発信して、他人からの信頼を得るために本名を晒し、それをビジネスにつなげようと考える人以外は、本名の公開はおすすめしません。

 みなさんも、たとえば過去に通っていた学校の同級生がネットでどんな活動をしているのかを知りたくて、本名検索してみたことはありませんか?
 今は付き合いがなくても、過去に少しでも交流があったなら、自分の名前は普通に検索されるものだと思ってください。

 また、いくらあなたが目立たないように過ごしているつもりでも、世間を震撼させるような事件が起こった場合、あなたが事件の関係者とたまたま同姓同名だったり、類似の名前だったりすると、名前がネットに残っているだけでとんだとばっちりを受けることにもなります。

顔写真


 顔写真の公開には賛否両論あります。
 本人のみの写真であれば、画像を発信した本人が責任をもてばよいでしょう。
 ただ、顔を晒した時点で、情報発信内容にも細心の注意を払わなければ、一度問題が発生すると、裏で顔写真を勝手に利用されてイロイロ騒がれてしまうことがあります。

 普段、人前にでて活動している人が自己プロモーションの一環として顔写真を公開することは、顔写真自身が宣伝材料になりますので、それはそれで一向に構わないでしょうが、ちょっとした知り合いや内輪に公開するつもりで顔写真をアップしているような人は十分にご注意ください。

 他人が写りこんでいる写真は極力避けた方がよいでしょう。
 本人に無許可で顔写真をアップしていると、肖像権や個人情報保護の問題なども浮上しやすくなりますし、ある事件に巻き込まれた場合、そこから交友関係を割り出されたり、家族関係がダダ漏れになってしまったりすることがあります。

自宅写真や野外写真


 デジカメやスマートフォンのカメラ機能の GPS 機能がオンになっていると、撮影場所が画像に記録されることをご存じの方も多いと思います。
 つまり、その画像をネットにアップすると、いつ、どこで撮影したのかがまるわかりになってしまうのです。

 画像の撮影場所とは異なる場所から書き込んだという虚偽の発言がバレたり、自宅を撮影したつもりが、Google Map なんかで正確な住所まで特定されてしまうのはよくあることです。

 あと、いくら GPS 機能をオフにしていても、自宅近辺の風景写真をアップすることはできるだけ避けた方がよいでしょう。
 特徴的な建物や風景で所在地を簡単に特定できてしまったり、画像検索機能や、Google Map の航空写真機能、ストリートビュー機能などで特定できたりすることもあります。

 自分では大丈夫と思っていても、自宅近辺を写した写真の電柱に番地がバッチリ書かれていたり、看板に書かれた電話番号で所在地を特定したり、所有している車のナンバープレートで本人の割り出しができたりと、本人は写りこんでいなくても、意外なところで身元がばれてしまうことがあります。

補足:
 画像に記録されるデジカメやスマートフォンの機種情報や GPS 情報は Exif 情報と呼ばれています。
 Exif 情報を編集したり削除したりできる無料ツールも出回っていますので、画像の情報公開に不安がある方は、ツールの利用も併せて検討してみてください。

 参考リンク: Exif情報をサクッと削除できるフリーソフト「Easy Exif Delete」[外部リンク]


音声・動画


 人の声は声紋で個人を特定できます。
 犯罪者を特定するために声紋鑑定を行うことがありますが、ついこの間はセクハラヤジを飛ばした議員の声紋を鑑定する騒ぎもありましたね。

 それだけでなく、最近ではネットでも不特定多数の人の音声データを集め、データベース化する動きも出ています。
 Google の音声検索も、音声識別能力や検索精度を向上させるために、無償でサービスを提供するのと引き換えに、利用者の音声情報を抜き取って管理しているのです。

 また、自分のスピーチ音声、歌声、日記動画をネットにアップすることも、文字や画像をはるかに上回る個人情報を全世界に向けて公開することになるだけでなく、データは勝手にダウンロードされて利用されるというリスクも伴います。

 内輪感覚では済まされないのがネットの世界ですから、後で面倒なことになると予測できるのなら、個人的な情報のアップロードは最初からしないのが一番のリスク回避となります。



 最近は個人でも本名公開、顔写真を公開したうえで情報発信をするケースが増えてきています。
 Facebook が最初から実名制を導入しているのと、Google+ も当初は実名制を条件にする予定だったことから考えてみても、 今後は情報の匿名性よりも、誰が何を発信したのかという、情報と個人情報の組み合わせによる情報価値の向上が検討されていく可能性が高いです。

 情報が個人と紐づけられて管理され、個人情報が瞬時に引き出されるようなネット環境が整えば、オフラインでの人間関係と同様に、ネットでも情報発信に課せられる責任がさらに重みを増すことは容易に想像できますね。


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最終更新日  2015.06.09 23:17:28
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