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テーマ:ブログの書き方(5)
カテゴリ:楽天ブログ・アフィリエイト関連
ブログ記事を公開するという行為は自己主張になります。
一日数本記事を公開すれば、それだけでも自己主張の強さが読者に伝わることになります。 承認欲求は誰にでもある情報を伝達することで読者からの反応を期待することは、承認欲求と呼ばれることが多いですね。 記事を書くからには自分の考えや情報を誰かに伝達たいという欲求が働くわけですし、自己主張しないよりもした方がブログを続ける意義を見出しやすくなるでしょう。 参考:承認欲求 [WikiPedia] 承認欲求は程度の差こそあれ誰にでもあるものですが、筆者側の承認欲求が強すぎると、読者は一気に冷めた視線を送るようになります。 「どんだけのかまってちゃんだよ」とか、「コイツ、相当イタイな」ということになるわけです。 以下の語句を文章に含めるクセのある方は、相当承認欲求が強いという印象を与えてしまいます。 内容的には優れている文章でも、承認欲求の強さがミソをつけてしまうことになります。 1. ひとつの記事の中で、「私は~」、「俺は~」から始まる文章が多い 日本語は主語を省略できるという、めずらしい文法構造を持っていますが、その反面、何度も主語を含めることによって、断定、断言したいという意思が読者に伝わってしまいます。 2. 文末を「~という私です」、「~という僕です」、「~という管理人です」にしてしまうことが多い 読者はブログ記事を読みにきていますが、この書き方をすることで、筆者が特別な存在であることを誇示しているかのような印象を与えてしまうことがあります。 3. 「すべき」、「しなければならない」、「言語道断」、「ありえない」などの表現がやたらと目につく これらは、読者に警告したり、特定のグループに属する人や物を排除する目的の発言をしたりするときには有効ですが、筆者が考えている以上に読者はそれを強く受け止めます。 主張が強ければ強いほど読者はビビってしまいます。傷つく人もいるでしょう。 辛口トーク好きな人はファンになってくれるかもしれませんが、読者と筆者は対等であるべきという意識が強い人たちからは敬遠される傾向にあります。 自己主張のやわらげ方ここでは、前項の承認欲求の落とし穴をふまえた上で、自己主張をできるだけ抑え、読者に親近感を持ってもらう方法をご紹介します。 1. テメー語りは極力やめとく 語調が強くてビビった方もいらっしゃるかもしれませんが、理解されているようで意外と理解されていないのがこの手の話題なのです。 つまり、数多くのブロガーがやらかして、読者獲得に失敗しています。 人間、生きていれば並々ならぬ努力を積むステージがあり、さまざまな賞をもらったり、偉業をなしとげたり、組織で重要なポジションについたり、人から頼られたりと、華々しい履歴ができあがっていくものです。 確かにそれはすごいことです。他の人にはとうていできないことかもしれません。 しかし、それを自分の口から言ってしまったら終わりです。 自己評価は他人からの評価より高くなる傾向があると言われます。 自分はこんなに頑張っているのになぜ認められないのかと悩む人は、自己評価が高いタイプといえるでしょう。 他人が人に対して下す評価は、その人との関係が疎遠であればあるほど、客観的で厳しいものになるものです。 たとえば、スウェーデン出身のドルフ・ラングレンは圧倒的な存在感を持つアクション俳優として有名ですが、彼は空手有段者であるほか、世界有数の高IQ保持者としても知られ、大学時代は数学、物理学、化学を勉強していました。 言語に関しては、母国語のスウェーデン語のほか、英語、ドイツ語、フランス語、日本語もできるといいます。 また、あのガタイからは想像がつかないかもしれませんが、ダンス、歌、ドラムの才能にも恵まれたマルチプレイヤーでもありますね。 参考画像として映画『ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション』[2009年]から。 向かって右がドルフ・ラングレン。
物静かな人物ですから、こういった情報はドルフ・ラングレン自身が聞かれてもないのにペラペラ自慢した内容ではないのは明らかでしょう。 多くの人にとっては彼は俳優という位置づけですし、俳優業で地道に名を上げた結果、彼の個人的な経歴がオマケでついてきて周知されるに至ったわけです。 話をブログに戻します。 記事の数が増えていくと、読者は筆者の人物像を自由に想像するようになります。 筆者の興味の対象や知識についてもだんだんと読者に理解してもらえるようになりますし、読者が本当に筆者のことを知りたくなったら勝手に質問してきますから、聞かれたら答える程度がちょうどよい具合になります。 どうしても自分のことを知ってほしくてたまらないという方は、別途プロフィールページを設け、そこに自己紹介を載せておけば、筆者のことが気になる人は見てくれます。 2. 主語を切り落とす 主語(特に私)を切り落としても、読者は主語を想像できますから、文章そのものにあまり支障をきたしません。 あまりに「私」の主張が多い文章は、稚拙なイメージも漂うので要注意ですね。 例を挙げてみます。 修正前) 私が社内パーティの幹事をやることになったんですが、結局私は集金係でした。 修正後) 社内パーティの幹事をやることになったんですが、結局は集金係でした。 いかがでしょうか? 修正前は自分が前に出てきていることで、くどい感じになっていますね。「私」を削ってしまっても誰が幹事だったのかは通じますから、こういう場合は省略した方が自己主張がわやらぎます。 もうひとつ例を挙げます。 修正前) こんな私のためにわざわざパーティを開いてくれるなんて、私は幸せ者です。 修正後) 忙しいところパーティを開いていただき、嬉しいやら恐縮するやら。 修正前の文章はかまってちゃんの典型例ですね。 自分を卑下しているようでありながら、みんなが私にチヤホヤしてくれるところを見てよ!と言わんばかりです。 十代の子供なら素直さや初々しさも感じられますが、イイ歳した人間の書く文章としてはイタさが漂うだけでしょう。 修正例として、「私」を削り、関係者への感謝が伝わる内容に書き直すと印象はぐっとよくなりますね。 主語を削れるのが日本語の強みですから、自分よりも内容そのものを見てもらえるように文章を書き換えるとよいでしょう。 3. 状況描写に徹する 自分の考え方をいっさい含めず、自分が得た情報、伝えたい情報のみを淡々と描写する方法です。 ニュースから自分で収集した情報、独自に取材した情報などがその例ですね。 これにより、自分の存在はほぼ完全に消えますが、情報が稀有で正確であればあるほど、記事の印象がよくなるだけでなく、情報としての価値も上がります。 イヤミになりにくい自己主張のしかたここでは「私」を押し出してもあまり読者にイヤな印象を与えない例をいくつか挙げてみます。 1. 誰が読んでも冗談とわかる内容のとき こちらの文章をご覧ください。 「俺様のスーパー遅いパソコンが今日も騒々しいウナり声を上げながら起動してきたぜ!」 思いっきり「俺様」が入っていますが、冗談とわかっているので、誰も「俺様」がエラそうだとは思わないでしょう。 2. 大多数とは相反する意見を主張するとき 皆はそう思っているかもしれないが、自分はこう思う、という場合は自己主張が必要になるでしょう。 その場合にも主張から入るのではなく、一般的に受け入れられていそうな意見を客観的に述べたうえで、自分の主張につなげるようにすれば、違和感なく読んでもらえる可能性は高くなります。 3. どうしてもここは読者の関心を引きたいとき どうしても、とある以上は多用は逆効果です。 たとえば、記事の中にこのような文章があったとしましょう。 「今まで周りが見えていなかったのは私自身だったと、ようやく気づかされました。」 「私自身」が自己主張していますが、その前後にこの文章をサポートしている内容がしっかり書かれていれば、読者は、「え、なになに?」と思いながら記事を読んでくれるでしょう。 このようなときには、自己主張が甚だしいとは誰も思わないでしょう。 上記はネガティブなのでやりやすい例ですが、こちらのポジティブな例はいかがでしょうか? 「お涙ちょうだい物とわかっていながらも、私もまんまとその策略に乗せられて号泣してしまいました。」 この場合は、「私」という存在が他の号泣グループにうまく紛れ込んでいるのがわかりますから、イヤミっぽく感じないのではないでしょうか。 以上、自分の存在をボカすことで記事の印象をよくする方法についていくつかご紹介しましたが、みなさんも自分を出したり引っ込めたりしながら、読者に対する印象を上手にコントロールしてみてくださいね。 ←こちらからこっそりコメントでけます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.03 16:34:41
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