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テーマ:映画ニュース(1422)
カテゴリ:テキトーな映画レビュー
北朝鮮の金正恩第1書記暗殺を題材にしたコメディー映画『ザ・インタビュー』[2014年]。
ハッカー軍団からソニー・ピクチャーズに警告文が送られてきて大騒ぎとなり、12月25日の公開予定は見送りとなりました。 参考記事:ソニー・ピクチャーズ、映画公開見送り テロ予告受け [日経新聞] セス・ローゲン主演・監督ということで興味はありましたが、まさかの展開で驚きでしたね。 ↑ オバマ大統領の強気のプッシュにより、映画館限定で公開が決定したようです(2014/12/24 追記)。 未見だけどわかりやすいあらすじ米国のとある人気テレビ番組。 実はなんと、北の将軍さまもこの番組が大好き。 これはチャンスとばかりに、同番組スタッフが将軍さま独占インタビューに乗りこみをかけることに。 すると CIA も便乗してきて、この二人に暗殺を依頼。 まさかのヤバいミッションを任され、二人の運命やいかに? ブラックユーモアも度がすぎると笑えなくなる番組プロデューサー役のセス・ローゲンは、『グリーン・ホーネット』[2011年]や『40歳の童貞男』[2005年]などでの華々しいキャリアを持つ俳優ですね。
また、インタビュアー役のジェームズ・フランコも、『オズ はじまりの戦い』[2013年]や『ミルク』[2008年]で難しい役どころをみごとにこなした実力派俳優です。 この映画の製作・出演を決めた時点で、彼らの北朝鮮に対する姿勢も見えてしまったというものです。 セス・ローゲンは個人的に好きな俳優だっただけに、とても残念に思います。 キツいジョークは、受け入れる側が面白いと思わなければ、嫌味にも脅威にもなります。 英国や米国のコメディ映画では、政治家をおちょくったり、国王や女王がドタバタ劇をやらかす場面も含まれることがありますが、それは同じ国内の人間が、国家や政治に抱いている批判的な意識を面白くデフォルメしたものだと誰もが解釈できるからこそ受け入れられるわけです。 ですから、他国の人間が見ればそこまでやるかい!と思うこともしばしばです。 たとえば、その代表作としてまず思いつくのがチャーリー・チャップリン主演『独裁者』[1940年]。 ヒトラーをモチーフにしているのは一目瞭然ですが、第二次世界大戦まっただなかでの公開でしたので、下手すれば命を狙われる危険性もあったわけです。 ちなみに、日本公開は 1960年でした。 公開が遅れた理由は、日本がかつてナチス・ドイツと友好関係にあったためです。 故レスリー・ニールセン主演のコメディ映画『裸の銃を持つ男』[1988年]では、エリザベス女王、アラファト、アミン、ホメイニ、ゴルバチョフのそっくりさんが出てきて、ハチャメチャ劇を繰り広げています。
また、チャーリー・シーン主演映画『ホットショット2』[1993年]では、シルベスタ・スタローン主演映画『ランボー』シリーズをベースにしたパロディでありながら、サダム・フセイン邸に侵入して仲間を救出する展開となっています。 湾岸戦争終結からそれほど経っていなかった時期でしたし、事実上の勝者としての米国側の人間なら楽しく観賞できたでしょう。 しかし、甚大な被害を受け続け、大変な思いをしながら日々の生活を送っていた立場の人たちからは、決して笑いを引き出すことはできないのです。
こういったブラックユーモアを理解できないなんて、心が狭いと考えてしまうのは、敗者・弱者の立場に置かれたことのない者の無理解からくるものなのかもしれません。 北朝鮮は、国内の情報統制が厳しいことで知られていますが、だからといって世界の情勢に疎いはずはなく、またいくらネット環境が先進国に比べると不備が多いとしても、決して人として劣っているわけではないのです。 しかも、滞在(あるいは潜伏)先の国が、情報を自由に得られる環境であるならば、先進国と同等の技術力を習得していてもおかしくはないと思ったほうがよいでしょう。 警告文の英語の間違いを揶揄するニュースもありましたが、英語の間違いと、コトの重大さのどちらを問題として取り上げるべきでしょうか。 ソニー・ピクチャーズへのサイバー攻撃も、彼らのクラッキング能力を世界に知らしめるための牽制手段の一つになったわけですから。 今回の件で、身に危険が及ぶ出演者や関係者も出てくるかもしれません。 見せしめのために誰かが攻撃を受ける、なんてことにならなければよいのですが。 この一件で米国政府にもかなりの緊張が走っていることでしょう。 いくらセキュリティを強化しても、破られてしまえば情報取り放題なのです。 日本もいつまでも傍観者ではいられない問題だと私は思いましたね。 参考記事:ソニーへのサイバー攻撃「北の犯行」と断定 米大統領、報復表明 [Yahoo] ←こちらからこっそりコメントでけます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.24 12:16:52
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