|
カテゴリ:今日どんな本をよみましたか?
![]() 三島由紀夫薔薇のバロキスム 三島由紀夫薔薇のバロキスム 谷川渥/著 シリーズ名 ちくま学芸文庫 タ17-5 出版社名 筑摩書房 発売日 2023年05月10日 本の内容 内と外という二元論を危うくする薔薇の花弁、腹からこぼれ出る腸の美しさ―皮膚や表層にこだわり続けてきた美学者である著者は、「内部へ出る」ことにより逆説的に肯定される表面にこそ、三島独自の美意識すなわちバロキスムが賭けられていると見る。内面と外面、精神と肉体、素顔と仮面、美しい無智者と醜い智者といった対比、そして薔薇のみならず作品を豊かに彩るさまざまな植物的イメージを自在に横断しながら、それらすべてが昭和45(1970)年11月25日の壮絶な自死へと収束されていく過程を詳らかにたどる、スリリングかつ斬新な三島論。文庫書き下ろし! 目次 序 昭和四十五年十一月二十五日 I 映画『憂国』と音楽 II 外面と内面 III ヘレニズム・バロック IV 薔薇狂い V 薔薇のバロキスム VI 美しい無智者と醜い智者 VII 肉体の論理とその逆説 VIII 「存在の劇」 谷崎潤一郎VS三島由紀夫 IX 死の太陽 X 三島由紀夫のフローラ ? 松へのこだわり ? 死の様式 XIII 「動態」としての文化とその座標軸 XIV 庭と海 結 「お祝いには赤い薔薇を」 あとがき ・著者 美学者、書き下ろし、 篠山紀信撮影の写真も、・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年11月26日 00時00分25秒
[今日どんな本をよみましたか?] カテゴリの最新記事
|