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アマゾン五〇〇年 植民と開発をめぐる相剋 (岩波新書 新赤版 1985) [ 丸山 浩明 ] アマゾン五〇〇年 植民と開発をめぐる相剋 シリーズ名 岩波新書 新赤版 1985 出版社名 岩波書店 発売日 2023年08月18日 本の内容 新大陸「発見」以降、世界中の人や物が頻繁に往来する結節点となってきたアマゾン。そこは、「人跡未踏の静謐な秘境」ではなく、欧米各国や日本など、各時代の列強の欲望が交錯し、激しい覇権争いが繰り広げられる開発のフロンティアであり続けてきた。そのグローバルな移植民の歴史を俯瞰し、従来のイメージを大きく覆す。 目次 はしがき 巻頭地図 序 章 アマゾンの「原初的風景」 1 多様な自然環境 アマゾンの領域と形成史 アマゾン水系の特徴 氾濫原と台地のコントラスト 2 先住民の生活世界 先住民の起源と人口 先コロンブス期の先住民社会 先住民の伝統的生活様式 第一章 ヨーロッパ人に「発見」されたアマゾン 1 西欧列強の進出と覇権争い――一六?一七世紀 アマゾンの「発見」 西欧列強の覇権争い ポルトガルのアマゾン遠征 同君連合からの解放 2 ポルトガルの先住民政策――一六?一七世紀 カトリック修道会の進出 先住民奴隷化の抜け道 ヴィエイラ神父の奮闘 3 ポンバル侯爵の専制政治――一八世紀 ポンバルの統治戦略 イエズス会の追放 独占的貿易会社の設立 アマゾンの領土画定 4 王室のブラジル移転とアマゾンの混乱――一九世紀前半 王室移転と仏領ギアナ侵攻 ブラジル独立とカバナージェン 第二章 アメリカの進出と南欧移民の導入 1 アマゾン川の開放を迫るアメリカ――「明白な天命」の南進 モーリーの黒人植民論 モーリーの緻密な策略 アマゾン川の開放をめぐる攻防 2 南北戦争とアメリカ黒人の国外移転 リンカン政権と黒人植民論 南軍私掠船の暗躍 3 南部連合支持者たちの逃亡――ヘイスティングスの植民計画 理想郷となったブラジル ヘイスティングスの野望 アマゾン移住の夢と現実 人種規範の違いが招いた挫折 4 南欧移民の導入 奴隷制廃止と南欧移民 ポルトガル人移民 スペイン人移民 イタリア人移民 第三章 ゴムブームの到来とイギリスの策動 1 第一次ゴムブームと旱魃難民 第一次ゴムブームの到来 セリンゲイロとなった旱魃難民 2 イギリスの策動――天然ゴム世界制覇への道 ウィッカムのアマゾン探検 ほか ・先住民、アメリンド 日本人の植民地建設とか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月02日 00時00分23秒
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