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東京工業大学 吉川邦夫教授の開発… (そのほか)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】

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2012.02.03 楽天プロフィール Add to Google XML

東京工業大学 吉川邦夫教授の開発した「使えないごみ発電施設」~鹿児島県いちき串木野市の市来一般廃棄物利用エネルギーセンター~

本日は残念なニュースです・・・ 





鹿児島県いちき串木野市は、合併前の鹿児島県日置郡市来町が2004年に国の補助金を受けて建設したごみ発電施設「市来一般廃棄物利用エネルギーセンター」(停止中)の建物や設備などを売却するそうです・・・






その最低売却価格は・・・
1万円だそうです・・・






鹿児島県いちき串木野市にあるごみ発電施設「市来一般廃棄物利用エネルギーセンター」(停止中)は、一般ゴミと食肉加工場の肉骨粉を混ぜたものを蒸し焼きにすることで発生したガスを使用して発電し、余剰電力を九州電力に売電する計画で10億円で建設した施設だそうです。






当時は、2001年に国内で初めて狂牛病にかかった牛が千葉で見つかり、鹿児島でも肉骨粉処理が問題になっていたそうです。
そのような状況で肉骨粉処理できて、ゴミ発電による900kWの2/3を九州電力に売電でき、排熱は施設園芸の熱源として利用でき、補助金を含めた10億円の設備投資も数年でペイできるという「おいしすぎる話」を真に受けて、「小型ゴミ発電の先進的な技術を導入し、それで町興しをしていこう」と当時の旧市来町の町長(大久保幸夫町長)もノリノリでごみ発電施設「市来一般廃棄物利用エネルギーセンターを導入したそうです。






しかし・・・
発生したガスに不純物が混ざり、ほとんど発電できない「ダメ装置」ということが発覚したそうです・・・
そのため、会計検査院から「施設の審査が不十分で、計画通りに稼働していない」との指摘を受け、2008年12月から稼働停止しているそうです。






10億円もかけて「使えない装置」を建設 → 発電できないため稼動停止 → 設備を使用しないため最低売却価格1万円で売却・・・
このような事態がなぜ起こったのか・・・調べてみました。






2001年に国内で初めて狂牛病にかかった牛が千葉で見つかり、鹿児島でも肉骨粉処理が問題になっていたそうです。
そんな時に、東京工業大学大学院総合理工学研究科 環境理工学創造専攻吉川邦夫教授から「一般ごみと肉骨粉を混合して処理する」という話が鹿児島県日置郡市来町(現在は合併して鹿児島県いちき串木野市)に持ち込まれたそうです。




ちなみに・・・
吉川教授の研究室は、廃棄物やバイオマス、石炭などの固体燃料から、電力や熱などのエネルギーや水素などのガス燃料を生成する研究を行っており、吉川教授自身もエコミート・ソリューションズ(東京都千代田区、藤田淡水社長)というベンチャー企業(コンサルタント会社)を起業しています。





今回の一般ごみと肉骨粉を混合して処理する「ゴミ発電施設」は、吉川教授が起業したエコミート・ソリューションズが鹿児島県日置郡市来町(現在は合併して鹿児島県いちき串木野市)に提案して建設された施設だそうです(基本設計と施工管理をエコミート・ソリューションズが担当し、三井三池製作所が実施設計と本体工事を請負い、ヤンマーが発電部門を施工したそうです)。





しかし・・・
10億円もかけて建設される施設にもかかわらず、吉川教授らの話を信じて十分な検証が行われなかったそうです。
そのため、2004年3月23日の完成稼動直後から不具合が起こり、ごみ発電による900kWの2/3を九州電力に売電する計画も中止に追い込まれたそうです。
また、20t/日のごみ処理を目標に掲げていたそうですが、計画処理量の約3割しか処理できずに、修理に次ぐ修理に追われていたそうです・・・

こういう装置を導入する場合、実験室レベルの試験を重ねて、パイロットプラント (pilot plant) で何度も試験を行いデータを収集してプラント建設を行うものですが・・・当時の吉川教授は「世界でも始めての画期的技術」、「小型ごみ発電は単なる廃棄物処理の装置ではない」など自信を持って提案していたそうです・・・
「自信」ではなく「過信」になっていたのかもしれませんね・・・





さて、こんな使えない装置を導入させられた鹿児島県いちき串木野市(鹿児島県日置郡市来町)は・・・
2009年2月に吉川教授、エコミート・ソリューションズなどに損害賠償請求訴訟を起こしているそうです(損害賠償請求額:約10億4,700万円)。





今回の事件は・・・
自分の研究開発した技術を過信した大学教授とコンサルタント会社、その人達を信用して導入を決定した自治体、パイロットプラント (pilot plant) で何度も試験を行わなかったプラントメーカーなど関わった方々の全員のミスが招いたものだと思います。
損害賠償請求訴訟で10億円の建設費の何割が戻ってくるのかわかりませんが・・・「税金」を無駄遣いした責任をとってほしいものですね!








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Last updated  2012.02.04 02:50:03
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