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「親学」というので、国民に薄ら寒いわらいを与えてくれた、教育再生会議の議事録があったので、読んでみました。 国民の思想や価値観まで支配したい という山谷えり子氏や一部の有識者の思いがよーく伝わってきました。 素人ばっかりの会議ですが、今回は教育学の先生がゲストスピーカー。 明星大学教授の高橋史朗大先生。 wikiで調べると、生長の家、つくる会、ジェンダーフリーの批判、などバリバリの保守右翼で、リベラルな人間は半径30m以内には近づけそうにありません。 もちろん、安倍、山谷えり子、八木秀次なんかとも仲良しみたい。 で、この大先生のお話は、おきまりの「昔はすばらしかった。 今の親はダメだ論」です。 一応は大学の先生なんだから、エビデンスを。
だそうでございます。 この比較は信頼できるのでしょうか? 「逝きし世の面影」という本をAMAZONで見てみると、幕末・明治の外国人訪日記を博捜・精査し、彼らの目に映った豊かな文明の諸相から近代日本が滅亡させたものの意味を問う。 と書いてある。 とくに客観的な社会調査なんかじゃないようです。 今だって、日本大好き、大絶賛! の外国人の人いるよ。 ダニエルカールとか(たぶん)。 これと比較されるのが「日本人の価値観世界ランキング」です。 これは「世界価値観調査」をまとめた本のようです。 この本をわざわざ買わなくても、調査結果はネットで見れます。 該当する設問は↓だと思われます
「どちらでもない」が入るので、はっきりとは言えないけれど、1981年から比べると、2000年の方が、「親が子の犠牲になるのはやむを得ない」の回答が多いですよね。 これじゃあ、今は悪くなっているとは言えません。 確かに海外との比較では日本は下のほうですが。こういう意識調査って本当に親が子どものために努力してるかどうかとは違いますよね。 調査への回答の姿勢も違うし。ストリートチルドレンの多いフィリピンは上位数番目に入ってるし。 この調査には回答者の年齢層別割合があるんです。 それが↓
けっこう年齢層が高い。 最近の若い親に限った調査じゃないんですね。 ていうか調査は親に限っていない(2000年の調査だと結婚しているが72.1%、独身が17.6%、また子供がいないは22.4%)。 例えば1981年の調査だと、戦後生まれはほぼ34歳までに入ります。 戦前・戦中生まれが回答者のうち約62%。 2000年の調査でも34歳までが26.7%しかいず、55歳以上が35%。 45歳以上53.9%。 回答者は若くない。 保守仲間の櫻井よし子ちゃんも、ほぼ同じことをブログで書いているけど
だから、どこが現代の親なの? この調査、団塊以上の回答者の割合が多いよ? 外国人のお世辞と、60歳以上の親が「自分の人生がある」って(言ったかもしれない)調査と、比べてどーするの?
もうひとつ。 山谷えり子ちゃん。
この話も、よし子ちゃんのブログで使われていたんです。
おお、えり子ちゃんの話は高橋史朗センセの受け売りだったの。 でもってよし子ちゃんの方が先に使ったみたいだね、3月にこのブログ書いてるし。 この3人は仲良しなんだね。 でもえり子ちゃん、すごいよね。 「お金がかかる」とかっていう経済的な問題を、心の問題に置き換えるなんて。 「心を180度変えて、子育ては恵みだというふうに変え」れば、お金が湧いて出てくるんですか? よし子ちゃんとえり子ちゃんが言ってる、内閣府の調査はコレだと思われます。
常にイライラしているわけでもなく・・・イライラは、だれだってあるでしょう? えーと、よし子ちゃんの言う1981年の調査は見つかりませんでした。 残念。 代わりに、内閣府の社会意識に関する世論調査(平成19年) (3) 子育てを楽しいと感じるか辛いと感じるか
60代、70代の人で、「辛いと感じることの方が多い」を選択した人が多い。 昔も辛いこともあったんだね。 でも、まあほとんどの人が「楽しいと感じることの方が多い」か「楽しいと辛いと同じぐらい」を選択しています。 1982年の「乳幼児教育に関する世論調査」では、乳幼児期(小学校入学前)の子どもがいる親に聞いた質問で、約半分の49.7%の人が、何らかの困ったことや不安に思ったことがあったんです。 いつの時代の親も、親は悩むものだと思います。 彼らの、今の親は悪い。 に対する反論は、このあたりが良いかと思います。 広田照幸先生によると、庶民は高度成長期まで、しつけもしてなかったし、その昔はけっこう子育て放棄があったらしい。 また↓の論文には、1950年に法務府人権擁護局が子どもの人身売買に行った調査について書いてあります。 少年犯罪データベースによると、団塊Jrが子どもの頃の1970年代、今の3-4倍の子どもが殺されていたそうです。 1歳以下の嬰児殺しは、今の10倍だそう。 内閣府の世論調査のページも昭和20年代からの世論調査結果があって、おもしろい。 いつの時代も若者はけしからん、らしいです。 しつけに関しては昭和25年の「青少年不良化防止(第三部一般)に関する世論調査」に興味深い設問が。 昭和25年の時点で国は、戦前、ほとんどの家庭ではしつけなんてしていない、というのを知ってたんですね。 それでも戦前の家庭教育に”再生”しますか 最後に、子守唄が、無音やモーツアルトや「ピアノ売ってちょーだい」より、子どもに良いという科学的データを出してください。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |