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灯台

灯台

我々は、星の光、星の光で作られているように・・

華やかな服を着ていた、

でも上着を脱いで、バッと空に放り投げた・・

素晴らしいチューン!・・

最高の夜だった、――な・・


永遠に、流れと一緒に行く

肉と骨・・

向かい風に吹かれて、俺は吹き飛ばされそうなシャツを、

ぐるぐる、回してやった――んだ・・タオルみたいに、

そしてタオルを鞭のようにしならせて、バッと、

雲にかえて、奴は逃れてった――魚・・

、、、、、、、、、、、、、、、、
むやみに教育を受けた自分を恥じる・・

子供がそっちを見上げて叫んでる

色つやのいい顔色(で、)・・

歯切れのいい発音――(僕は、

上の空で、1990年の日本、

(を、)思いだしてたんだ・・

非常に窮屈になるぞ!

っていう、夜の種子を呑み込んで、

女たちとなまめかしい変な味のキス(して、)

だらだらだった汗、馬鹿な僕等の身体も、

いつか、素直になっ――て・・

月並みなすべて地図に変える・・・

イェイエェー ビートルズが聴こえる・・

(スタイルがいい、)

弾んでゆく音楽を聴きながら花開いた僕の世界は、

行けるところまで行くってことを考えて――た・・


飛んでゆく風船は、身を委ねてるだけ・・

身を任せて――世界の果てまで・・行くのさ!・・

大きく手を広げて、俺は世界を受け容れて――た・・

風よりも速く、落ち葉がつくられるよりも早く・・

不可能な夢も、孤独も絶望も・・金のルールも、人びとの嘘も・・

受け容れて、会ったことのない誰かを知っているように僕は、

両手を握りしめて、力瘤を作った――

そしてダンベルを持ち上げるような仕草・・

でも、急に振り返ると、君が・・ぎょっとする――そうさ・・

たくさんの人達が、ヨットクラブと化した・・

すべては、タッチされて行く!


あなたは溺れている、

あなたは溺れている・・・


くらげ達、と俺が言うと、クラゲー、と言った――

違う、目的を見失ってるだけだ、と俺はそいつの顔を指差す、

おどけてる場合じゃない、

いいかい、と人差し指を曲げて、二回、頭を叩く、考えろ、

タイプライター、ヒューマン・コンピューター!

僕は、都市を案内した高層ビルの屋上・・・

いや、都市の最高の芸術品!

さあ来てくれ、交通信号灯が今じゃホタルイカみたいに見えるぜ――


でも、長い迷い道だったね――

そしてこれからも続くって――いう・・


(そいつはいい考えだね、)と励ます奴はいない・・

・・・・・・小さな蝶が、蛹から羽根を広げる瞬間(が、)

一番、無防備な瞬間であるみたいに、

僕もその時、よくわからない表情をしてたのかな・・

「現状に満足する皮相さ、スポイル、

偽善的モラルをもった市民社会・・

願いが叶いますようにという欺瞞、

その前に行動しろ!・・てめえは一体何をやったんだ、

自分のつまんねえ人生に恥を知れ糞馬鹿野郎!」

(電光石火な物言いで、たくさんの人を傷つけてきたが、

いまじゃ、もうモノクロに見える。

ヘリコプターから、夜の街を見て、

超高層ビルの最上階で、この世界を手に入れてやる、

と思っていた僕は、信じるものすべての光だったんだ、)

・・・・・・ポケットに入れていた、

蝶の写真、蝉の抜け殻を思い出さなかった、

そこに新しいナイフと、新しい拳銃を入れて、

「こんな汚れた世界で、

這いあがらなくちゃいけないんだ・・」

(挑戦的に真実を暴露する言葉、

たくさんの夜を呑み込んで覚醒した感性・・・

が、心の中に響きだす、朝――)


人差し指で、ワン

中指で、トゥーさ・・

こわかったことや、くじけそうなこと思い出しながら、

見下ろせよ・・この砲弾を受けそこねたような繁華街。

キラキラしてる、可能性があるだけの手探りの海を・・

ねえ、痛くないかい?・・胸に手をあて、ここで――と言った・・

俺は人差し指と中指を胸の谷間に落としてゆく・・十字架みたいに、


ねえ、ここで、あなたはあなたの人生を過ごす!

カラフルな人生の夢を見てるかい!

カウボーイになるのもいいし、清掃作業員するのもいい!


パンツを洗っている時間なんてあるかい・・

僕等が見つけなきゃいけないのは、記憶の大容量システムさ・・

そしてやって来た――

2000年代・・

見るものすべてが、心に触れる、

ありえない魔法を作りだそうとしていた・・

そこでたくさんの神話が生まれた――し・・

芯が折れるシャープペンシルみたいに、

たくさんの深い傷を自らも負い、

より一層切なく募っていく深みで、

僕の音楽は、沈黙状態になり、

不協和音都市を表現し始めて・・いた・・・

「少しでも早い方がいい!」

(いろんなことは、変わるものだし、

それを、口先で言うなら馬鹿だ。でも、

いまこの瞬間から、変わってゆくのが、

情熱だと思う――)

じっとしていれば、死ぬような不安を感じながら、

心の中の痛みを誤魔化し続けた僕が、

たくさんの別れや、手を伸ばすことのできないものに、

極限にまで押し上げられ、背を押され――僕の感性を作り上げた、

それは夜と共にあり、

それは夜と共に僕の月を昇らせた・・・

「逆さまな世界で、生きていく術を考えていた」

(自由は何処にある? 愛は・・

不器用で欠点だらけだった自分が、

灰色の濃い色合いの、

はっきりしない言い回しを得意としたのは、

妙な符号だろうか?・・)


クレイジーに話している間に街並みが移動する、アップダウン・・

ほら、隆起するホバークラフト!

僕は指で作った銃を、眼をつむって――撃ってやった・・

そこに天国まで続く階段があるから、全力疾走!さ・・

透明な血が流れて出来た水溜まりを、

俺は踏みならしてリズムを作った・・鳴らせよ――

チャートインした俺たちのフラッシュバック・エコー。


腰に手をあて、首をかしげてがら、ウンウン、さ・・

そして手首に手錠でもあるみたいに、そいつの前に差し出す・・

女の子、いいかい、浮気な男に傷付いたりしちゃ駄目だぜ!

オーマイゴッド!

いいかい、と言いながら、僕は手を天に向ける・・ルーレットが回る、

ねえ、これは最高の夜だって・・君が忘れてはいけないだろう・・

そのヒップ、最高にイカしてる・・

ブン、腕を振る、

今晩どうって、誘いたくなる・・と言いながらね、

でも、――誘わない・・ロマンスより、

素敵なハートが欲しいのさ・・


後はみんな、忘れてしまったけど、

いまでも、

自分はどうしてもここにいるべきではない、

と夜の公園で、金や、人のどうしようもなさを、

思ってる時だけは、そうじゃない、と思ってた・・

(いいかげんな噂に、

唇を噛むようにして俯いていたこともある。)

ほとんど身一つで、牛のよだれのように、

思えば、だらだらと一番無駄な時間を過ごしてた、

美術館という廃墟・・図書館という廃墟、

市役所という廃墟――

「いいかげんな受け売り話、

かわいい子ぶる人・・黒い色と白い色・・・」

(やる気がねえんだったら、さっさと死ねや)

僕は、いつも僕に言ってた――

どんな詩を書く時だって、人間の嫌な部分や汚い部分は、

常に自分に向けられる、そしてそれを吐きだす時は、

いい格好をして見せる必要はない、

相手だって、単調な毎日なんだ、

嘘ついて、誤魔化して、平気なふりして生きてんだ、

金があったって、自由があったって、

ままならないんだ――

(ぜいぜいいう呼吸音・・頭の回転というより、

なんか、もう人間的におかしい生活を繰り返しながら、

僕はたくさんのものに引導を渡した――)

怪物を退治に来た決死隊?

それならまだドンキホーテになれる、

生涯微笑ましい記憶となる・・

「でも通行止めで、デッキチェアが、

ギブスのように揺れてたあの庭に、

誰かが空き缶を投げ入れていて・・」

窓を開けると、チッ、と舌打ちする、

そしてゴルフクラブをぶんぶんやりだす、

こんな変な朝の光景――

消しゴムを借りてもいい?・・

たくさんの口惜しい想いを味わったのもその時だ、

そしていま、僕は、

たくさんの人達の責任追及をしてる、

そして社会の中のルールを批判してる――


ねえ、トレモロ・・ああ、ヘッドフォン・ウェーヴ!

身体を左右にゆすれよ、セクシーな腰の振り方を教えてやろうか、

毎日、練習してるんだ――

本当に大切なことは、モテることじゃないぜ、お金じゃないぜ、

友達に信用されることとか、恋人に愛されることさ、死ぬほどね・・


一体自分はどんな奴なのかって考えてる間に、時は過ぎる、

それなら片っぱしから、本当の自分を装ってみた方がまだいい、

俺たちは若い――多少の馬鹿なことも、みんな笑うだけさ・・

でも、頭の中で可能性のすべてを見るとき、燃焼する範囲はまだ残ってる、

だから、と俺はジャンプする・・そして、軽快にポケットに手を入れて、歩く・・

ジャンプしながら、歩くさ・・

俺はもう、飛んでる、難解なクロスワードパズルみたいに。

それでもし笑われたら――そいつの人生の空っぽさを笑うだけ・・


だって、明るく楽しく生きることと、真面目さと誠実さを、

これからは組み合わせていけるかもしれないだろ――う・・

ビートじゃもう駄目なんだ、ただ、国や人種を歌うだけじゃ駄目なんだ、

もっとより大きなもの、そしてあらゆる人びとをつなげるもの、

そういうものを、俺は手に入れたがって――る・・


「手を引いた方がいい」という人もいる、

稀に、違うことをいう人もいる、

でも、誰の言葉を聞いていても、

どんな流行や、どんな考えがあるにしても、

それはもう、屑だ、

どうだいもう僕の顔つきは変わってる――

ペンキを塗る匂いがする、

ばらのいい匂いがする、朝まで――

そう、今現在まで、

・・・僕に重くのしかかってきたものは何だろう、

僕は、いま、閉鎖性の最大の原因である著作権を想い、

そしてその著作権にひそむ肯定のない浮游、

コンプレックスを思う。でも、慣れた方がいい。

いいアイデアだけど、チャンネルを変えた方がいい・・・

あの庭の広い家は、いまもそこにあるし、

超高層ビルの屋上で見た夜もまだ瞳の中にある、

蝶もいる、キリストの教え、孔子の教え、

ビートルズもいる、

たくさんの影響を受けた作家や詩人たち、

アーティストたちもいる・・

オリジナル・グッズとセレクト・グッズ

が、作られてゆく・・

ほらまた僕は生徒になる、

授業が始まるぞ、目覚まし時計はセットしたのか?

ほら、眠れないぞ、コーヒーを飲もうか・・・

詩はこれからどうなってゆくんだろう、

あらゆる枠組みを超えて、

グローバルスタンダードになれるだろうか、

僕はそれを作り出すことができるだろうか?

独自に発展していく兆しが・・まだあるだろうか、

人は変わるだろうか――

ま、好きにするといい、と僕は思う、

折り合いだ、いつかは僕だって死ぬ、

大切な友達とだって別れの時を迎える、

いったい、何が言いたい?

そしてこれからを、どうしたい?

――何もない、変調で歌う銃口の方向・・

何もない僕は、預金やクレジットカードを思う、

保険の上限額を調べる、

・・・兄は結婚し、家を買い、ローンをしてる、

僕はこれから人生をどう選ぶだろう、

たぶんそれは、詩人としての暮らしではないな、

僕に愛想を尽かされるような詩壇や、出版社に、

どんな見込みがあるだろう?・・

そして君――どうしようもない大衆に、

どんな愛があるだろう?・・・

(いいものも悪いものも、)

澱ませる、中和させる、イメージや個性を打ち出す、

僕の詩の世界はとんでもなく可能性を孕みすぎてる、

歴史は変わり、革命もおこなわれる、

僕は神そのものだし、天才の名をほしいままにする、

でもおそらく、それが出来るのは、

僕一人だけなのかも知れない――

時代が変わっても、人びとの何と言う弱さ・・

何と言う、いい加減さ――


そして、俺がステージの上に立って、天に何度も拳を突き上げる!

愛をすべてに、すべてを愛に、・・

と、宣言すれば大歓声が起こる・・パニック・ウェーブさ!

そんなこと起こらないって?

わからないさ――人生まだ、27年しか生きてない・・

pierced earringsした双子みたい――

モザイクなワイルドみたい・・


音楽のリズムに、エアギターの炸裂!

わけのわからないテンションで絶叫!

ねえ――ラジオ体操している場合じゃないぜ・・

顎に手をあて、僕は値踏みするような眼でお前を見てる・・

都市のアキレス腱は見えるかい、

そしてお前、こいつの向う脛が見えるかい?・・


そしてその虚無の正体を知って、僕は愛の歌をうたう、

組み換え DNA・・ソーセージ盛り合わせ――男心をそそる水着・・

ねえ、君たちはとんでもなく、あんぽんたん、

何カッコつけてんの、お前ただのバカでしょ、

知らないふりして、空のような心で広く、

この宇宙を意識する――

向こうが待てばいい、俺はそこに乗らない、

向こうが死ねばいい、俺は生きる・・

いいかい、ぼうや、躾だ、

宝物なんてどうでもいい!

おい、君そんなことでいいのか、

それじゃ本物の魔法にはならない、

それじゃあ、黄金とは言えないな・・

たとえば、貝殻を好きだった時代があって、

波音が好きだった時代があって、

海の大きさに圧倒された時代がある・・

そしていまでも、

心臓の鼓動を聴いてる

2010年代――




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