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不安は、
電流が遠慮なく流れ出して――。 うすれかかった視界、びた濡れとなる手 あいまいな時間、きれぎれの無数の記憶の破片、 誰もいない、月蝕―――うしなわれてゆく・・砂時計―――
単純な・・・・所有―――分身・・
(未熟な果実のようにけだるい肉体だった・・) (奇妙にずれこむ、経済論理の知識、現実生活の知識―――)
―――疑問だった・・わからなかった・・
オートマチックに形而上学的世界、
夜は生まれかかっている、金襴鳥・・ 夜はいたましく、ひらききっている、越列機、 旅をしてきた、と、その腕は言う。 あらゆる論理、馴れ合い、概念、欺瞞、ヒューマニズム、 そんなもの知らなかった、とうに深海へでも、まろび落ちたはずの腕が・・。
―――底翳の最後の花・・
木苺・・仮想――― ・・・つながらなくて、うまくいかなくて、 臆病・・・神―――
・・・滅びたい―――
みつからない答え、暗い小問題とそら耳。 すりかえられた昨日、人の交わりに転換を強いられる叫び声、 本当はそうじゃないのに、月蝕―――じゃないのに・・砂時計―――
「君って・・・」「僕って・・・」「あなたって―――。」
海髪/
口にするほど、丹念にひきのばされ、うすめられてゆく、毎日。
・・・・・抱きしめることもできずに。 がらくたが―――ころがる・・
音のない世界へ―――。
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最終更新日
2017年02月25日 00時45分58秒
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