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アイマスである。 千早回のフォロー回と、 思わせておいての小鳥回である。 洒落たピアノバーで、 しっとりした歌声を聴かせる、 765プロ女性事務員。 普段は妙齢の残念美女だが、 ひとたびステージに上がれば、 ボサノバ歌手かR&Bシンガーかと、 思わせる佇まいの歌姫ぶり。 「小鳥さんはどうやら元アイドルらしい」 という設定を踏まえての脚本・演出だが、 さらに上乗せで膨らませる幻想として、 小鳥さんは765プロに現在所属しているアイドルの誰よりも、 実は圧倒的な歌唱力がある設定というのはどうだろう? なのに日の目を見ることができなかった悲劇の歌姫。 そう考えれば961プロの黒井社長の過去も自ずと見えてくる。 現765プロ高木社長と黒井社長が、 小鳥さんと善澤記者らと一緒に写っているあの写真。 あれはかつて高木・黒井・小鳥が同事務所で、 アイドルとプロデューサーの関係だったことを匂わす写真である。 となると黒井社長の、卑怯で強引な手口を使ってまでも、 自社のアイドルをスターにするというやり口は、 当時弱小事務所のプロデューサーだったからゆえに、 小鳥さんを正攻法でトップアイドルにしてあげられなかった負い目に、 いまだに縛られてるのではないだろうか? ジュピターに言った、 「いつかきっと、この私が正しかったことが、 お前たちにもわかる日がくるだろう」 この言葉の真意が明かされる日は、いつかくるのだろうか? …と、 とにかく如何様にも行間の読み込みができる回。 小鳥贔屓ということを差し引いて、 しかもあの千早回の後の回であることを加味しても、 非常に味わい深い良作回だったことは間違いない。 もう歌わないだろうと言われていた小鳥が歌った。 それだけで俺は満足なのである。
最終更新日
2011.11.29 06:10:02
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