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![]() ピンクのフリフリを巨大にしたような女性は、 気恥ずかしそうにモジモジしています。 芸人があらん限りの言葉で、 ピンクのフリフリの等身大フィギュアを、 褒め称えたからです。 「そ、そんなの絶対おかしいよ。 わたしってどんくさいし、なんの取り柄もないし、 得意な学科とか、人に自慢できる才能とか何もないし、 ス、スタイルだってよくないし…」 巨大な女性の目は泳ぎまくりです。 「まあ、スタイルとかの嗜好は十人十色で…」 「ででで、でも!」 巨大な女性は芸人の言葉を遮るように言いました。 「もしそれがほんとだったら…。 そ、それはとっても嬉しいなって」 巨大な女性の顔はまるで怒っているかのように真っ赤になっていました。 精一杯の勇気を振り絞ったのが手に取るようにうかがえます。 嘘をつくのも仕事である芸人は、 「これが嘘だと思われたくない」と、真剣に思いました。 たとえ言葉巧みに、百万語を繰っても、 巨大な女性には信じてもらえないでしょう。 芸人は少し考えて、いま自分にできる精一杯をしようと決めました。 巨大な女性の精一杯の勇気に応える精一杯。 「じゃあ、これ…」 芸人は巨大な女性にスッと何かを差し出しました。 それは、 ![]() 物販コーナーで販売していた巨大な女性のTシャツでした。 普通のアニメTシャツはモノにもよりますが、 だいだい3000円前後です。 しかしその巨大な女性Tシャツは、 巨大な女性が全面的にプリントがなされているため、 5000円強という大台でした。 「お金を使うことが嘘ではない証拠にならないことは知っています。 しかし、今日12月30日という日に、 5000円ものお金をTシャツの代金に充てるのは、 自分にしてはなかなか思い切ったことだと思っています。 これが今の僕にできる精一杯の、自分の言葉への誠意です」 芸人は決して稼ぎがいいわけではありません。 その中からなんとかやりくりして、 ライフワークとして挑み続けているコミケにつぎ込んでいます。 そのコミケ開催期間の渦中に、同人誌以外にお金を使うのは、 まず、ありえないことなのです。 「これで僕の言ったことが本当だと信じてもらえないでしょうか?」 芸人はTシャツをうやうやしく掲げ、頭を下げました。 「……の?」 巨大な女性が何かを言いました。 芸人は顔を上げます。 「……は…ってくれないの?」 「え?」 よく聞き取れなかった芸人は、 言葉を乞うかのように、巨大な女性を見上げました。 「……の……は買ってくれないの?」 「え? いや、だから、この5000円のTシャツを…」 「18900円のまどかスカジャンは買ってくれないの?」 「!?」 「ティヒっ」 舌をペロリと出して微笑む巨大な女性を見て、 芸人はようやく気づきました。 「そ、そうか! お前はまどマギ二次創作における、 定番と安定の黒まどかだな!?」 「ティヒ、ティヒヒヒヒ、ティヒヒヒヒヒヒヒ」 そうです。二次創作の世界では、 マミさん→ぼっち&厨二病 さやかと杏子→杏×さやラブラブ百合カップル ほむほむ→残念な変態 まどか→黒 QB→たまに擬人&女体化 という傾向があるのです。 「くそう! 俺ともあろう男がそこに気づかないとは一生の不覚!」 俺は今までまどマギ二次創作の何を見てきたんだ!」 芸人は歯噛みをしながら悔しがり、 黒まどか女神Verの高笑いを聞きながら、 一言、こう叫んだのでした。 「こんなの絶対おかしいよ!!」 (Fin) + 以上、昨年末に観に行った、 「魔法少女まどか★マギカ展」の、 そこぬけ脱線レポートでした! ![]() 妄想の中で逢った、ような……
最終更新日
2012.02.07 05:33:13
1年ぶりのアニメ会ライブ! 3・17(土)~18(日) 新宿・LOFT/PLUS ONE アニメ会プレゼンツ オールナイトトークライブ 「アニメ会はファンが少ない」 開場24:00開演24:30(終演予定29:00※翌朝AM5:00) 前売2000円・当日2200円(共に飲食代別) ※前売はローソンチケットにて発売中! 【Lコード:38994】 出演/アニメ会 ※オールナイトイベントのため18才未満はご入場いただけません。 イベントについての全てのお問い合わせは LOFT/PLUS ONE (TEL 03-3205-6864/受付時間18:30~24:00) よろしく!
最終更新日
2012.02.07 00:52:49
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