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こうこの手紙

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2023年09月26日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


祥之介は会社の健康診断で胆嚢腫瘍が見つかったのでした。

「とうちゃん、蔵王権現にお参りしにいこう」

「ふむ、なんでもいいけれど痛いのは嫌なのである」



ということで渋谷駅から立川経由で青梅にやってくるのでした。



「とうちゃん、駅がずいぶん変わっているぞ」

「ふむ、レトロな看板も見当たらないのである」



御嶽駅に到着するのでした。



「球磨之介。こんなに空いているのは初めてなのである」

「今日は午後から雨の予報だし平日だからな」



「しかし誰もいないのである」

「とうちゃん、のんびりしていると雨にふられるぞ」

「ふむ、油断をしないでお参りをしにいこう」



バスの中で一緒だった親子さんと一緒にのぼっていくのでした。



階段をのぼるとケーブルカーの駅なのでした。



少し待つとケーブルカーがやってくるのでした。



深い山の中をあがっていくのでした。



ほどなくして終点の駅に着くのでした。



道を間違えないようにして先に進むのでした。


 
「とうちゃん、今年は十分でのぼるんだろ?」

「とても無理なのである」

「だからって止まると動けなくなるぞ」

「ふむ、ゆっくりのぼってきつくなったらスパートである」



まず最初の鳥居が見えてくるのでした。



この日最初のお参りをするのでした。



今年もこられたことを感謝して御神木にお参りをするのでした。



「とうちゃん、二番目の鳥居が見えてきたぞ」

「ふむ、もう歩けないのである」

「引き返すか?」

「寝込むことになるかもしれないが行こう」



手水舎でお清めをするのでした。



「この門をくぐると境内なのかね?」

「広いからどこからどこまでなんだろうね?」

「なんとなく山全体のような気もするのである」



いっぱいあるのですがお参りをするのでした。



ひたすらお参りをするのでした。



「球磨之介、こんなに苦しいとは思わなかったのである」

「去年はおそろしい勢いでのぼったもんな」

「あと、十年後はのぼれるかね?」

「とうちゃんは生きているのか疑問なのである」



社務所が見えてきたのでもうすぐ拝殿が見えると思うのでした。



今年もやってきました武蔵御嶽神社なのでした。

渋谷の金王八幡宮と一緒で、春日局さんが寄進したものなので

非常に似ているのでした。



ブログで宣伝すると約束してきたので、

機会がありましたらお参りに出かけてください。

そんなにきつい道中ではありません。



立派なニホンオオカミの狛犬さんなのでした。



ここからは動物は入れないのでした。

コロナで蔵王権現の蝕拝所がなくなって久しいのでした。



お参りをするのでした。



「とうちゃん、どこにでも神様の長屋のようなものがあるな」

「ふむ、なんでまとめてしまうんだろうね?」



いっぱいあるので気をつけないと見落としてしまうのでした。



ここはアマテラス様なのでした。

狛犬は狼なのでした。



ここは東照宮だったと思います。



ひたすらお参りをするのでした。



ここはいつも工事をしていてなかなかお参りができなかったのでした。



「とうちゃん、俺たちがいく神社に豚の狛犬はないよな」

「ふむ、中国では豚は太っているので富の象徴だそうだよ」

「小野神社でぶたの根付を買ったときに教えてもらったよな」



狛犬ですから対なのでした。



ひたすらお参りを続けるのでした。



お参りをするのでした。



「とうちゃん、遥拝所だぞ」

「ふむ、ここはいいね。とてもいいと思うのである」



何回か時間をおいてお参りをするのでした。



裏に隠れていて見落とすところでした。

お参りをして帰路をとるのでした。



最後にもう一度拝殿にお参りをしてくだっていくのでした。



「昔はこういう格好をして馬ででかけたのか?」

「ふむ、人間も大変そうであるが馬はもっと大変そうなのである」

「人間はもっと動物に感謝しろよ」



ここも見落としていたのでお参りをするのでした。



おなごり惜しいのですがくだっていくのでした。



「とうちゃん、栗がおちているぞ」

「ふむ。たくさん落ちているね、拾っていこうかとも思うのであるが、

むくのが大変であるから持ち帰るのはやめよう」

「とうちゃんは田舎から栗を送ってもらっても食べないじゃないか」

「ふむ。食べるのが面倒くさいのである」



きれいな柵ができたら道が狭く感じるのでした。



最後の鳥居が見えてきたのでした。



「とうちゃん、来年もこようね」

「ふむ。がんになっても生きていたらこよう」

「一緒についてきてくれる人がいるといいな」

「ふむ、こんな調子だとあと五年後は無理かね?」



バスを待つ間に景色を眺めるのでした。



バスはまだこないので近くを散策するのでした。



綺麗な水が流れているのでした。

水の綺麗なところはとても好きなのでした。



駅について、今年こそは何かを食べようと思っていたお店が休みなのでした。

「とうちゃん、北京料理って書いてあるぞ」

「ふむ、思ったより美味しいのかもしれないのである」

「来年は食べられるといいな」



御嶽駅で帰りの電車を待つのでした。

雨にもあわずに電車に乗れたのですが、

二時過ぎには雨が降り出し、渋谷についたときにはゲリラ雷雨になっているのでした。

ハンサム団は駅で雨宿りをして、小降りになったところを

地下を迂回しながら濡れないで帰れたのでした。


初めて御嶽神社に行って疲れたと思ったのでした。







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最終更新日  2023年10月03日 17時48分05秒
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