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扁桃腺摘出しました。

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扁桃腺摘出しました。



はっきり言うと、念の為に一か八かで、扁桃腺を取ってみた・・・という方が正しいのです。
私は肥大でもなく、高熱に悩まされる方でもありませんでした。
ただ、どちらかと言えば、喉は弱い方。風邪で一番辛いのが喉の痛みでした。
それ以外にも、レジの仕事中に、喉を使い過ぎて血痰が出ることもしばしば・・・





2005年9月。
6月末からの治療(薬の服用と安静)のお陰で、少し落ち着いていた紫斑が、また増えてきました。
一時、服用中のレクチゾール2錠/日 → 1錠/日に減らされていましたが、やはり元に戻ってしまいました。
8月の後半から、なんとなく喉の痛みが続いていました。
元々、喉はすぐ痛くなるほうで、高熱が出ることはないけれど、風邪=喉の強烈な痛みでした。
ちょっと気になっていて・・・・・



薬が減ってる間にも、紫斑が落ち着いて、少ない日もあったけれど、喉の痛みとと共に紫斑が増えたよう気がしました。
主治医(皮膚科)M先生は、K大学病院から週1~2で来られてるので、先生の指示でK大学の耳鼻咽喉科へ行きました。
診断は、慢性扁桃炎。
紫斑病の情報交換のサイトで事前に教わっていましたが、時には扁桃腺の炎症が、紫斑病に繋がることも・・・と言われました。
病巣感染って言うそうです。



確固たる根拠はないようで、アメリカとヨーロッパでも考え方は異なるらしいけど、
身体のどこかの炎症により、そこから出るタンパク質が他の部位に悪さするのは 考えられることだそうです。
扁桃腺の炎症が、腎炎に繋がる話にも驚きました。 腎炎ってなんとなく、紫斑ともつながりありそう・・・



確かめるには、わざと喉を痛める刺激を与え、紫斑の状態を確認する方法もあるそうです。
私の場合、扁桃腺から高熱が出るわけではないので、絶対ではないけれど、
紫斑病のことを考えると、取ってしまうのも一つ対策かもしれないとのこと。
正直、やってみないと結果が解からないけど、少しでも可能性があるなら・・・ と思いました。
ちなみに、耳鼻科の医師は、紫斑に関して全く知識は無いとおっしゃっていました。





扁桃腺を取る手術したら・・・もしかすると、今のアナフィラクトイド紫斑病が治るかもしれない!!
でも、これはやってみないと判らない。
扁桃腺を取ったり、虫歯の治療で治った例があると聞いてます。
私もそうかな・・・?と期待と不安が入り混じってました。
もし、そうなら、元の動き回れる生活に戻れるってとても嬉しい!!やってみる価値はあると思う。





でも、やはり手術を迎えるまでには、不安もありました。
手術に対する不安・・・ではなく、もし、扁桃腺を取っても、紫斑病が治らなかったら??と思うと心配で、不安でした。
その頃、紫斑はとても勢いを増していて、けっこう出てました。
そして、大学病院というところは、うわさ通り待ち時間がすごい!!
待ってる間、椅子に座ってると、どんどん紫斑が悪化していきました。



駐車場だって、遠くまで回されます。
自分で運転していくと、足を見せる訳でもないので、誘導員さんから見れば私は健康そうでしょう。
遠い駐車場から、院内まで歩くのも、紫斑が悪化する要因でした。
病院に行くと紫斑が悪化する・・・・・これは多くの方が経験されていますが、本当に解せない矛盾でした。




ちょうどその頃、紫斑が内臓ばかりでなく、脳の血管にも影響を及ぼすことも・・・
という話を聞いて、かなりショックで。
言いようのない恐怖でたまらない心境でした。そのときの気持ち、日記からもってきました。





●不安と愚痴(9月28日の日記抜粋より)


最近、病院に行く回数が増えて、疲れることが多いです。
その上、待ち時間が長いと、夜には紫斑クンがドッと増える・・・
私の場合、足の裏の血行障害という、変なしこりも一段と痛くなる・・・


見ないようにしても、痛いし自然に目に入るし、やっぱり嫌なもんだな~(>O<;)
主人曰く「もう見慣れたでしょ?」 
ハイハイ! 確かに見慣れましたよ、もう5月からずっと見てるんだから。
このポチポチが出るだけなら、私も構わない。
今更スカート履かなくてもOKだし、そんなに困らない。


怖いのは、コレが内臓に出ること。
そして、つい最近うかがった話・・・やっぱり脳の血管にも出る方がいらっしゃるんだ~。
やっぱりか・・・
個人差はあるというものの、正直、怖い。


私はもう5ヶ月以上になるけど、幸い内臓の方には出ないけど、
いつなるか・・・っていう怖さはいつもある。
最近は、薬飲んでても、足のは出てることが多いし・・・
調子悪いと、太腿や、お腹にも。
ちょっと買い物や、病院に行くたびにどんどん出るし・・・
扁桃腺の手術に対しての怖さはないけど、やっぱり紫斑は怖いな~。


扁桃腺取ったら、解放されるかも・・・と期待し過ぎないよに期待してるけど、
反面、もしやっぱり治らなかったら・・・って不安も大きいな。


家事をするのも、サッサと出来ない。
掃除の合間に、ワン達を撮影してるから、余計にはかどりませんね~(^^;)
バタバタ動いて急いでやろうとすると、いつも「増える・・?」って心配。
実際、先生も「紫斑が出てるときは安静に。」っておっしゃるし。
本当は寝てるのが一番いいみたいだし。
でも、いつまでこんなことしてればいいのかな・・・


数日前に、OL時代の会社の方から、課の同窓会のお誘いを頂きました。
80人くらいにはなるらしいし、懐かしい名前を聞くと、会いたい~♪って思うけど、
予定が11月。
これって微妙な時期です。
もし治ってたら行けるし、やっぱり治ってなかったら行けないし・・・
う~ん、ちゃんとお返事できない自分、とっても歯がゆい。



先生の指示で、大学病院行って、何時間も待ってると、紫斑がいっぱい増えて
次の診察のときは「動いたから出ましたね~」って言われるけど
そりゃあ、貴女に言われたとおり、大学病院行ったからね! 
動かないと病院に行けないしね!ってちょっと言いたくなってしまう。
まして、大学病院の駐車場は広いし、病院の中も広いし、一見、私は誰が見たって
歩いちゃいけないなんて見えないしね。
自分で車を運転して行けば、誘導員の指示通り、
遠くの立体駐車場に行かないといけないしね。やっぱり歩くのよね。


28日、主治医(紫斑)の診察で、喉の手術が決まったことを喜んではくれたけど、
やっぱり、同じ大学の先生同士でも、特に連携ってないのね・・・
もちろん、それだけ私は簡単な処置で済むからだろうし、
VIP患者でもないからね。
でも、こちらとしては不安も多いものですよ。


だって、血管の壁がもろくなってる病気で、
手術したらどんな風になるんだろう?って思うのね。
耳鼻科の先生も、おそらく大丈夫って言ってたけど。
主治医(紫斑)の先生も
「おそらく大丈夫。でも何かあったら、耳鼻科の先生は、私を呼ぶでしょう。
だから大丈夫。私も日頃は大学に居ますから」
ああ、そうか・・・と帰ってはきたけど、その日って、先生、こっちの病院に居る日じゃない?
じゃあ、大学には居ないんじゃん!


なんだかね~
考えるとキリがないので、こうやってワン達のこと、動画などやってると、
みんな忘れてとってもいい♪
ただ、疲れて、痛くて、紫斑見て・・・って時は、それすら出来なくて、歯がゆいな~。


友だちとランチしたり、実家に行ったり・・・とも思うけど、
足の裏が痛いと、変な歩き方になっちゃうから、
返って心配かけちゃうのね。
おまけに喉も痛いから、長く喋ると、むせちゃうし・・・
テーブルに座ってる姿勢も、紫斑クンが増える原因になるし・・・
少し治まってくれてるときは行っちゃうけどね。


涼しくなって、そろそろドッグランも行きたいな~。
今思えば、すごく大胆だけど・・・
知らなかったから、6月のはじめには相模湖ピクニックランドに行って
思い切り一日遊んでました(*^^*)
ドッグランが貸切状態で、すっごく楽しかった!!
もちろん紫斑が増えたけど、まさかこんな病気なんて思いもしなかったし。
いっそ、今も遊んでしまおうか!! とさえ思うけど、
色々知った今は怖くてとても出来ません。



応援してくださる方がたくさんいるのに、こんな愚痴って申し訳ないです。
でも、こうやって書いてるってことは、たぶん浮上する途中だから。
書きながら、だんだん整理できて、書き終わる頃には、
また「そうそう! なったものが仕方がない!!」って思えるでしょう。







こんなこと悩み凹んだりして・・・でも、扁桃腺はぜひ取りたい!!と思って、予定どおり摘出手術を迎えました。
ネックといえば、今まで一度も長期で離れたことのないワンコが一番の心配で・・・
もともと環境の変化に弱い のことが、何より心配で・・・・
その不安な気持ちも、このブログで助けてもらいました。
紫斑病なんて、全く知らないこのブログのお仲間に、とてもとても助けて頂きました。
この頃から、人に感謝する・・・ってことが、強く感じられたのかもしれません。





それから、両親のは秘密にしました。身内は姉だけに伝えました。
どんな小さな手術でも、全身麻酔の手術・・・心配するなと言っても無理な話です。
りゅうの手術で経験した、この気持ち、どうしても両親には味あわせたくなかったのです。




10月12日。予定通り扁桃腺の摘出手術を受けました。
早く帰りたい一心で、流動食を必死に飲み込んで、術後4日目には退院していました。
手術当夜から、ポタージュスープや、おもゆが出ました。あんなに食事が辛いと思ったことは無かったです(笑)
食べないと、点滴が外してもらえないので、必死で飲み込んで・・・
返って、ヨーグルトや、柔らかく煮た野菜の方が楽だったのを思い出します。
禁酢、禁固形物のメニューでしたが、あれ、禁味噌汁、禁大根おろしもして欲しかったな~と(苦笑)






●以下、当時の記録から・・・・


『今はおとなしくしてるのですが、ちょっと気が緩んで飲み込んだご飯がひっかかり、 痛みに苦しんでるところです(^^;)
慌てて食べちゃいけませんね!


さて、扁桃腺ですが、私のタイプは『埋没型』だったそうです。
小さいけど、中に入ってるそうで・・・
実は麻酔から醒めた直後に見せられましたが、ボーっとしてて覚えてません。
この埋没型の扁桃腺だと、他の所に何らかの影響を及ぼす病巣感染の元になることが多いそうです。
過去に紫斑病の患者さんで摘出したら、この埋没型だった例が何人かいらっしゃるとの話。
私もちょっと期待大ですが、今のところは何とも・・・。



主治医にも言われたし、耳鼻科の入院病棟の看護婦さんで詳しい人が、
やはり紫斑病で扁桃腺摘出した患者さんは、術後の一時悪化することがある
と言ってらっしゃいました。
これを怖れてたけど、幸い、寝てたのが良いのか、術後の点滴が、 ちょうどアドナとトランサミンだったから、良く効いていたのか、
入院中は全く増えませんでした!
しかし、退院したとたんに出ました(泣)。ブツプツ、ボツボツです(><)
ただ、半年ぶりにスニーカー履いても、足裏のしこりは出来ません。
食料品の買い出しは行ったので、紫斑は増えたけど、足裏は大丈夫! 何か影響があるのでしょうか? 』







ここに書いたように、扁桃腺摘出はとても順調に済みました。
入院中は驚くほど紫斑が落ち着いていたし、家に戻っても、極端には増えなかったのです。
そのうち、すっかり治って、紫斑がすっかり出なくなるかも・・・と毎日期待していました。
焦らず、ゆっくり、気長に・・・・・治るはずでした。
でも、残念ながら扁桃腺摘出=紫斑病完治にはなりませんでした。
ただ、足裏のしこりだけは無くなったのは確か。
だから、やっぱり手術を受けてよかったと思っています。



そして、服用中のレクチゾールの副作用・・・貧血が出て、そうゆっくりしてることも出来ない事情ができたのです。




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