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ヒッパルコスの空

カイパー・ベルト

エッジワース=カイパー・ベルト(Edgeworth-Kuiper belt)、略称 カイパー・ベルト(Kuiper belt)(または エッジワース・ベルト〔Edgeworth belt〕)は、太陽系の最外周、海王星の軌道付近(太陽から約30天文単位)から外側、太陽から約100天文単位までの範囲にある環状の領域のことをいう。短周期彗星の起源として天文学者のジェラルド・カイパーとケネス・エッジワースが提唱したもので、太陽系の赤道面の外側に彗星の核となる、主に氷でできた天体が群をなしていると考えられている。

近年、これに属すると見られる1992 QB1や1993 SCをはじめとするエッジワース=カイパー・ベルト天体(EKBO)が観測によって発見されつつある。また冥王星はエッジワース=カイパー・ベルト天体であって惑星ではない、とする説もある。2020年頃、アメリカの惑星探査機ニューホライズンが到着し観測を行う予定である。


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