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さらだぱんです。 アニメ『氷菓』の続きがどうしても読みたかったので買ってきました。 氷菓ってかなり地味で、どっちかと言うとあの空気感を楽しむようなものだと思います。 なので、小説である原作は地味さが更に強くなり、果たして面白いのだろうか?と考えていたのですが いやいや、予想に反してなかなか面白かったです。 アニメにはない良さもありますね。 奉太郎の考えていることがよく分かりますし、笑える部分もあります。 これだけ読んでも、えるたそが可愛いとは思えませんので、えるたそ目当てで読むのはあまり良くないですけどね(笑)。 そして今作はマラソン大会でのお話になります。 古典部に新しい部員が入ることになるのですが 突然、入部を辞めると言います。 その理由について、走りながら奉太郎は回想しつつ推理していきます。 今回も奉太郎の推理が冴えます。冴えまくります。 世間的には『遠まわりする雛』の方が面白い、ということですが ふたりの距離の概算、とても素晴らしい出来だと思いました。 非常によくできた話です。 回想しながら短編のようになっていて、それぞれの謎が解決していくのですが それもラストの伏線になっていたりして、最後までノンストップで楽しめました。 あー、最初から読みたくなってきたな。 氷菓、愚者のエンドロール、クドリャフカの順番、遠まわりする雛。 今度、全部買ってきます。 古典部シリーズ、いつまでも続いてほしい気分です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.23 19:15:52
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