鶴久政治のトーク＆ライブに行ってきた。
スポーツ紙の報道を見た人は、「何で早稲田は鶴久なんて呼んだんだ？」と思ったかもしれない。
鶴久の講演会は、早稲田大学の人物研究会が主催のイベントだ。
この団体は、「今話題のちょっとおかしな人」を呼ぶサークルで、
最近ではムルテ・ムルアカ、ゴージャス松野、エスパー伊東、掟ポルシェなどが呼ばれている。
「そんなサークルに呼ばれる鶴久政治って。。。」と思いつつ、会場に向かった。
人物研究会が主催の講演会は、だいたい大隈講堂や大隈小講堂で行なわれる。
しかし、鶴久の講演会は普通の教室（一応、500人位入る大教室）で行なわれた。
開場から5分後、私は教室の前に来た。

人の・・・気配が・・・しない・・・

主催である人物研究会のＨＰでは、

「お問い合わせが多くなっております」

とデカデカと載っていたではないか。
今の好物がチェッカーズとワカパイ（若菜が食べたパイナップルの食いかけ）の私は、
絶対見逃すまいと、開場時刻に到着したのだ。
なのに、なのに。。。

「どうして行っちゃうんだよ！！！ロベルト！！！」

しまった・・・。それは大空翼のセリフだった・・・。
そういえば、小さい頃、
「大空真弓って、大空翼と真弓（阪神）がくっ付いた名前なんだ。最強だな」
なんて思っていたもんだ。

そうではない。
鶴久の話だ。

友達と待ち合わせをしていた私は、教室近くのベンチで
「ここに昔、小川範子も座っていたのか。。。」
と感慨にふけっていた。
5分後、友達（眼鏡を掛けているので、大村昆、略してオロナミンＣおじさんと呼ぶことにする）が到着し、教室に入った。

教室には50人位だっただろうか、
30代（市毛良枝よりだいたい20歳くらい若い人達）の女性が大半を占めていた。
そんな場所に乗り込んで行くことは、
田原俊彦のコンサートで鍛えられた私にとって、なんてこともないことだった。
しかし、
友達（ピンクのシャツを着ていたので、川崎麻世、略してブロマイド君と呼ぶことにする）は、
「来てはいけない所に来てしまった」と呟いた。
う～ん、全くもって正解。

学園祭で講演会をするといっても、
結局、客は鶴久のファンなのだ。
それならば、どういう人かなどの紹介も必要ないし、
確執のことがたっぷり聞けるとわくわく（動物ランドではない）してきた。
時間が経つにつれ、
徐々に人も集まりだした。150人位は入っていた。

いよいよ開演だ。
上島竜平よろしくハンチング帽をかぶった鶴久政治が登場した。

トークは、司会（人物研究会の学生）が鶴久に質問をして進める形式だった。
嫌な予感がした。
テリーマンなら、靴のヒモがほどけたはずだ。
人物研究会の司会進行は、いつもよろしくない。
場をわきまえないというか、空気を読めないことが多いのだ。

鶴久はトークが始まるやいなや（as soon as）司会をいじりはじめた。

「すごい髪型してるね～」

別に司会がパンチョ伊東だったわけではない。
司会の学生は髪にアイパーを掛けており、
いかにも「いじってください」といわんばかりの顔をしていたのだった。
鶴久に話を振られた司会者は、

「昨日、床屋で『哀川翔にしてください』って言ったら、こんなになっちゃいまして！！」

などと、自分のことをしゃべりだしたのだ。
おいおい、おまえは黙ってろよ！！
おまえの哀川翔話は、竹内力にでもしてくれ！！

その後も、マサハルが
「早稲田って偏差値高いんでしょ？」などと話を振り、
「そうですね～～～■※◆△▼※＄」
と司会者の話が続いた。

こんな話す司会者は黒柳徹子以来だ。
やっと、司会者の話も終わった。
さあ、マサハルのトークが始まる。
何を喋ってくれるのだろうか？
いきなり確執の話題から行くのか？？？　
それは早いか。
ならば、クロベエの話から始めるか？？？
それも早ければ、手始めに近況から話すか？？？
私はあれこれと思考を巡らした。

しかし、予想だにしない質問から話は始まった。

「じゃあ、生い立ちから」

えっ・・・・・。

そんなことどうでもいいんだよ！！
今さら、マサハルの生い立ち聞いてどうすんだよ！！
もっと観客の気持ちを考えて質問しろよ！！

マサハルも少々戸惑いながら、
「え～、3000g位で生まれまして・・・」
などと答えつつ、
「なんかシーンとしてますけども」
と会話の盛り上がらなさを嘆いていた。
司会者も会場の静まった空気が読めたはずだ。
生い立ちの話も終わった。
流れを変えるチャンスではないか。
さあ、聞いてくれるかな、確執のことを。。。

「それで、小学校に入学するわけですよね」
「それで、小学校に入学するわけですよね」

「それで、小学校に入学するわけですよね」

なんでも順番通り聞けばいいってもんじゃないだろ！！！
俺の中でリフレインされたよ！！
おまえはサブリミナルかよ！！ポケモンかおまえは！！
意味もなく間を置いちゃったじゃないか！！
充電しちゃったよ！！欽ちゃんか俺は！！

その後も、司会者は
「生まれは福岡でよろしいですか？」
「小学生時代はクラスで目立つ存在だったんですか？」

など、しょーもないことばかりを聞いていて、会場は明らかにシラけていた。
こんなにシラけたのはピンクレディーの全米公演以来かってぐらいシラけてたねえ。

やっと司会者もその空気に気付いたのだろうか。
物凄い保身発言に走る。

「今日は、鶴久さんのこと敢えて調べてこなかったんですよ」

世に言う、「敢えて調べてこなかった発言」誕生の瞬間だ。
この時すでに私の友達は寝ていた。

その後も、

鶴久「チェッカーズが初めて紅白に出たのは、84年の12月31日ですね」
司会「僕が生まれてから20日後ですね」

「僕が生まれてから20日後発言」も飛び出した。

チェッカーズがブレイクした頃に生まれたのか。。。
じゃあ、興味が持てなくても仕方ないのかなと思いながら、話を聞いていた。
まあ、そんな人はマサハルのことをどう思っているのか、正直な意見を聞きたかったけど。

トーク開始から1時間。
ようやく質問コーナーに移った。
トーク中に回収された質問用紙を箱の中から司会者が取り出す。
箱の中は見れないので、普段聞けない質問も飛び出すかもしれない。
やっと盛り上がってきた。

質問「メンバーの確執、送る会に呼ばれなかった原因は？」
鶴久「わからないですね。こういう時は、仲が悪いとかどうでもいい。
君だってサークルで仲が悪い人とかいるでしょ。
でも、亡くなったんだから皆で送ればいいじゃん。
ただね、お葬式では皆、会ってるわけで。僕は仕事で行けなかったんですけど。
だから、送る会で主催者が変わっておかしくなったんじゃないかなと思いますよ」

主催者が変わっておかしくなったんじゃないか。
これは、初めて聞いた発言だ。
この「主催者」とは誰を指しているのだろうか。
誰に文句が言いたいのであろうか。
マサハルは続けた。

「僕は仕事で行けなかったんで、後でお線香上げに行きました。
その時にクロベエが僕に会いたいと紙に書いてくれていた、
と聞いて、クロベエとつながったからよかった。
僕の中では、クロベエとつながった、と感じられたので、それでよかったです。
その後、クロベエのお母さんから手紙とコーヒーカップをもらいまして、
レコーディングのスタジオに飾ってます」

美談である。
しかし、そんなにクロベエと繋がったことを喜ぶのなら、
なぜ7～8年もクロベエと会おうとしなかったのか。
なぜ1度お見舞いに行っただけだったのか。
（クロベエが亡くなった直後の記者会見で鶴久は発言している）
発言と行動が噛み合わない。

質問は続いた。
「本当は高杢派じゃなくて、フミヤ派なんじゃないですか？」

「僕はフミヤ派でも高杢派でもないんです。橋本派です」

これが世に言う、「橋本派発言」である。
どうせなら

「僕はフミヤ派でも高杢派でもない。ましてや橋本派でもない。二階堂グループです」

と言って欲しかった。せめて「新自由クラブです」くらい言って欲しかったな。
まあ、会場は受けてたけどね。

マサハルは続けた。
「高杢さんとは事務所が同じだから、記者会見に一緒に並んだだけなんですよ」

えーーーーーー！！！
そんなこと高杢が聞いたら、
「このバカチンが！」
と言われるぞ！！
しかし、高杢はこんなことで怒ってはいられない。
この後、衝撃の発言が出た。


「僕も高杢さんの本読んでないんですよ」


ホ・ン・ト・ウ・デ・ス・カ・・・。


「高杢さんから本もらったんだけど、読んでないんですよ。曲作ってたし。」


会場爆笑。
ああ、高杢の立場は。。。マイ・エンジェル。。。

「高杢さんの目線で書いた本だから。
高杢さんには赤に見えても、僕には黄色に見えることもある。
7人、目線は違いますからね。高杢さんに見えた目線で書いてるんでしょう。
高杢さんの本読んだら、一番怒るのは僕かもしれない（笑）」

これは、完璧な絶縁宣言じゃないか。
高杢の本をデタラメとは言わないまでも、全く肯定していない。
それにしても、メンバーの誰にも読まれていない高杢って・・・・・・。
マサハルの講演会でも、
笑いを持っていくのは結局、高杢なんだな・・・。
ホント、漫才コンビ組んだほうがいいよ。
そうだな～、
コンビ名は、敏いとうとハッピーアンドブルーから取って、
「高・もくうとハッピーアンドホワイト」（高が苗字で、もくうが名前）
がいいんじゃないかな～。
Ｍ１グランプリ1回戦突破間違いなし！！

その後、マサハルは

「僕は頭にきたら直接言いに行くタイプですから」

と言っていたよ。
予防線として、
「今回は、皆で並んで欲しいというクロベエのお母さんの願いを伝えるためにマスコミを使った」
と言ってた。
そのことを直接言えばいいんじゃないのかなあ。。。
何か間違ったこと言ってますか？私。。。

話がフミヤのことになり、
「フミヤのデタラメ発言は、レポーターがあの言葉を引き出すために質問をしていた。
そして、そこだけ使われた」
などと、まるで他人事のように話していた。
あれれれれ！
あの発言をダシに、あなたと高杢はワイドショーに出てたじゃん！！
どういうことなんだ？？？
わかってて、わざと動いてたの？？
だったら、隣の高杢（「たかきえ」とは読まない）さんに教えてあげなくちゃ！

「送る会の映像だって、僕は享君とは話してるわけですよ。でも、そこは使われないで、フミヤさんの前を通り過ぎた所ばかり使われる」
確かに、そうかもしれないですが、
フミヤの前を完全にスルーしたのは間違いないわけで・・・。

鶴久政治という人間がますますわからなくなった講演会であった。
ま、１つ言えるのは口と行動が一致しないってことかな。


以上です、編集長！！（by大木凡人）

更新が遅れてすいません。
以上が私が見てきたレポートです。
確信部分に行くまでが、長いかもしれないですね。

時期が遅れて、もう興味なくなってる人が多いと思いますが、是非ともトラックバックなどお願いしますね！
私もいつまでチェッカーズネタを引っ張るのかと。
友達に敬遠されるではないかと。
すでに敬遠されすぎて、押し出し食らってるって話もありますが。
にしても、マサハルは本当によくわからない！
口と行動が一致しない人ってことか。
でも、昔はいい曲書いてたんですよ。
作曲能力ありながら、モノマネ番組とかギルガメとか出ちゃうし。
作曲で食おうと思えば、食えたのにねえ。
今からじゃ、挽回するのきついよ。
マサハルは、Friends&Dreamの歌詞もらった時、郁弥が解散に向かっていると若干感じたらしいよ。
あと、マサハルは、ゴルフのスコア１２０らしい。
どーでもいいな。

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