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Benediction of God in Solitude

Benediction of God in Solitude

Who am I ?

「あの人形僕にそっくりじゃなかった?」


「似てたけど人形だろ。気にするなよ。」


(僕ってなんなんだろう…)


「お~い。ビビのるぞ~」


「……うん」


(僕を育ててくれたのはおじいちゃん。)


(じゃあ僕はどうやって生まれたんだ?)


(わからない……)


(なんか頭がグルグルしてきた。)


「ビビ殿危ない!」


「ビビ!」


「え?」


「先ほどと同じ姫様をねらう族か。」


「ビビまっとけ…ぇ?」


黒魔道士達がビビを守るように囲む。そこに追っては魔法をはなって黒魔道士達をいっそうした。


「仲間じゃないの?」


「仲間じゃないにしても酷すぎるぜ。」


(何でこんな酷いことするんだ)


「……るせない。許せない。」


『トランス!』


(絶対僕が倒す!)


「Wファイア!」


追ってを一時追い払う。
とりあえず一段落ついて一同は操縦席に戻った。


「…ビビ」


ガーネットが心配そうに見ている。


「……ジタン。さっきの黒魔道士って呼ばれてた人たち、ぼくと……おんなじ…なのかな?」


「「………」」


「ビビ殿も妙なことを言われますな。なにを気にされているのか自分にはわからないのですが……」


「……わからない」


「ビビ殿はビビ殿であって彼らは彼ら、ではありませんか?一体なんのことを……」


「おっさん、いいこと言うな!」


「?」


「なにがあろうとビビはビビってことさ!な?」


「う、うん!」


(そうだ。僕は僕なんだ。僕は僕以外の何者でもない。それに僕にはこんなにいい仲間がいる)


「ビビ殿?」


「ありがと。ジタン、スタイナー。」


―――僕はどうやって自分が生まれたかしりたい。それがたとえどんなに残酷でも受け入れてみせる。だって僕は僕なのだから―――


written by sigil


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