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「えぇー 1月ですか?」
過払交渉をしていたS司法書士の声が響く。 相手は昨日紹介したポケットカードである。 「これからの分は全部来年1月15日の支払いになるそうです」 電話を切って呟くように一言。さてどうしたものか・・・ 金融会社にとって大変な時代である。 クレデイアの2番手、3番手が現れても不思議ではない状況である。 さて,ご存知、三和ファイナンスと言う会社がある。 何度もブログで紹介したように過払い請求の対応は最悪である。 ところが、引直しで残金が残った場合の弁済交渉は早く強行である。 というより非常識極まりない。
Sさんの場合もそうだ。以下のような通知が届いたのは9月中旬である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先生の言う通り将来利息はいりません。
1、減額一括 550、000円 2、頭 金 180、000円 残金24回以内 双方の為将来利息無しで上記3案で和解して頂きたいと思っております。 検討して頂き9月00日迄に返答をお願い致します。 返答が無い場合はお互いの和解進展の為に裁判所での話し合いを提案します。 そのため、訴訟手続きに入らせて頂きますのでご了承下さい。 三和ファイナアス 00支店 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その三和から電話が入る。担当者は声からして若き女性である 三 和 「いかがですか。Sさんの件は?」 私 「申し訳ありません、無いものは無いです」 「一括で払えるのなら債務整理はしません」 三 和 「頭金はいかがですか?」 私 「それも無理です、過払いも何も無いです」 三 和 「訴訟になりますよ?」 私 「訴訟になっても払えないものは払えないです」 三 和 「少しでも頭金は駄目ですか」 私 「申し訳ありません、何とか助けてください」 「訴訟をやっても無駄ですよ」 三 和 「それもそうですが・・・」 私 「精一杯のことをさせていただきますから」 「過払いでもお世話になっていますし」 三 和 「過払いですか?」 私 「はい、いつも素早く、親切に対応して頂き助かっております」 三 和 「ハッ・・、ハッハ、ハァ・・・・・」 急に大きな声で笑い出す 「過払いのことは言わないで下さい」 私 「担当者の方も大変ですね」 三 和 「事情はわかりましたので、訴訟は待つように上の方に言います」 「再度検討しますから、Sさんに頭金が少しでも出ないか聞いてください」 私 「わかりました」
担当者は会社の方針で動いている。全て上層部の決済が必要のようである。 批判の正面に立たされて、リストラ等、万一の場合、最初に切り捨てられるのは 彼、彼女達か? 「担当者は辛いですね、頑張ってください」とエールを送る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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