カテゴリ:過払請求
過払金は債務者が払いすぎたお金、 金利を付けて返して貰って当然である。 しかし相手は利息どころか元金の減額も当然のごとく要求してくるのが 現状である。 2,3年前までは業者も「みなし弁済」を主張、争ってきた。 訴訟の長期化を避けるため、ある程度の減額で和解に応じてきた。 その流れを現在まで引きずっている。 しかし、灰色金利は無効、5パーセントの過払利息は有効の最高裁 の判例が確立している今、この流れを止めなければならない。 過払金は全額返して貰って当然なのである。 信販系は履歴を出すのは遅いが、 交渉により満額返還は可能である。 しかし最近「ライフ」と言う会社が渋くなっている。 その「ライフ」から電話がある
ライフ 「Sさんの過払の件なんですが」 「請求額が過払利息も入れて93万2,347円ですね?」 私 「はい」 ライフ 「元本の8割でお願いできませんか?」 私 「どう言うことですか?」 「うちの事務所はそんな和解したことはありませんよ」 ライフ 「それはわかりますが、最近厳しくなってきたので・・」 「稟議が下りないんです」 私 「稟議を通してください」 ライフ 「9割では駄目ですか?」 「よければ、今すぐ和解できますが?」 私 「だめです、全額返してください」 その後、相手は会社の窮状を訴え食い下がる。 私 「今まで債務者が苦しいとき減額してくれましたか?」 「全額返してくれないなら、裁判所の判断を仰ぎましょう」 「裁判官が(ライフさんは苦しいから9割で我慢しなさい) と言われればそうします」 ライフ 「裁判官はそんな事言わないでしょう」 私 「それなら全額払ってください」 ライフ 「・・・・・・」 「ちょっと検討させてください」 「また電話します」 返事いかんにより訴訟を提起することになるだろう。 この案件の限らず、今後のライフ案件全てに・・・ 安易な和解は後に続く依頼者のためにも良くない。 白旗をあげてくるまで徹底的にやるしかない。 訴訟に持ち込まれた不経済は相手が一番良く知っている。
「追記」 あの悪名高い「三和ファイナンス」と比較的良い条件で和解できたと S司法書士から報告があった。一つの事件で数回法廷に通うのは珍し くない、安易な和解は絶対しない。 三和の「相手を疲れさせる作戦」が自ら疲れてきたのか? 今が攻め時!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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