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東京簡裁 墨田庁舎に直行する。最近、この庁舎に訪れることが多くなった。 聞くところによると、本庁に提訴された過払い訴訟が、何百件の単位で この墨田庁舎に 「調停せよ!」と送り込まれるという。 今回も本庁での第一回目の期日に裁判官の一言「職権」でこの調停に送り込まれてし まった。
調停室に入る。 相手の武富士は欠席 調停委員2名は、この案件を何とかまとめよう と一生懸命である。 調停委員の一人が「今、和解の話し合い中です、調停期日を続行して下さい」と武富 士から上申書が出ています。 「おかしいですね! 和解の申し出は一切ありませんよ」とすかさず私。(また引き延ばし 作戦か?) 首を傾げる調停委員 そして「昨日は50%の武富士の提案を、元金の80%で和解に なりました。支払いは6ヶ月先ですが」 とこちらの和解水準を聞いてくる。 「うちの事務所は提訴日までの利息込みの満額の端数(百円)カットです」 「武富士とも、いつもその金額で和解させて頂いております」と和解案を提示する。 「本当ですか?そんな金額で和解できるんですか?」と不思議そうな顔に、こちらが逆に 驚く。
とにかく武富士に電話しましょうと調停委員。 電話の声が響く。 「和解の申し出はないと言っていますよ!」「どういう事ですか?」 更に続く。 「和解するつもりはあるんですか?」「えぇ・・ない?訴訟に戻してくれって?」 「この事務所だからですか?」「違う? 」 「この案件に限って?」「分断を主張する?」「2,3か月の分断を主張しても認められ ませんよ」 「分断のないYさんだけ話をしたらどうですか?」「一括で処理したい?」
全然話しにならないようだ。調停委員がっくりした様子で電話を置く。気の毒になって「も う結構です本庁に戻してください」と言うも「すぐに戻すのも・・・」と躊躇しながら 「本庁の裁判官と相談します」と二人の調停員、席を外す。 一人残って待つ。時間が長く 感じる。
20分程経っただろうか、調査官を伴ってようやく戻ってきた。「(本庁が)もう一度、調停 を試みてくれと言っています」 「元金の9割で駄目ですか?」「もう一度電話してみます が・・」と調査官 「無理だとおもいますよ、それにこちらも、それで和解するつもりはありませんし」 丁寧にお断りするも、諦めきれない様子 その後、武富士と当事務所の事情、方針等説 明して、やっと納得して頂き、終了(不調)になる。
何とか、まとめようとする調停委員の熱意には頭が下がる。しかし、こちらは依頼者の 利益を最優先に考えなければならない。調停委員には申し訳ない気持で調停室を後に する。 マイサイト過払い請求・債務整理の手引き │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |