【傷だらけの小鳥】第1章第4話【傷だらけの小鳥】第1章第4話【噂】病院の地下。 そこは関係者以外立ち入り禁止となっている。 たとえ医師のIDカードがあっても地下に置いてあるIDスキャナーに通してもそれは警報を鳴らされることになる。 専用のIDカードが無ければ開かない、そのIDカードの持ち主の指紋などが無いと開かないシステム。 そして地下の防犯カメラは病院内にある普通の物とはリンクされていなく。 1階以上上の階の防犯カメラとは別に監視されている。 それほどまでに厳重に。 そして機密にされた地下。 そこには手術が終わり、一息つくはずのエリート中のエリート医師達が夜な夜な集まると有名なところだ。 「ねぇ、今日の昼山吹先生が医院長室に呼ばれたの知ってる?」 ナース達は包帯を巻いたり点滴を確認しながら1つのテーブルの前に集まっていた。 勿論ほかのナース達は見回りや最適にでているものもいた。 「ああ、放送してたわよね、でもなんで山吹先生が?なんかしたのかしら?」 一人のナースは包帯を巻きながら言う。 それをまわりのナースは見ながら作業している。 「きっとあれじゃない?」 点滴の名前などをカルテと照合しながら話しを聞いていたナースが口を開いた。 「?」 すると包帯を巻いていたナースは首を傾げるがほかのナースが「あぁ~」などと声を出していた。 「なんのことですか??」 「そっか、貴方はまだここ来て浅いから知らないわよね。 あのね、この病院ってね、ある噂があるのよ。」 「噂?怖いのじゃあないですか?」 「大丈夫よ、この話しはあまり怖くないわ、んでね、この病院の地下ってあるじゃない、エレベーターでもB1に行くにも特殊なIDカードとパスワードがないと行けないらしいのよ。」 「あ、南館のエレベーターですか、たしかにあれカードをいれるところありますよね。 あとパスワードのもありましたね。それに南館以外は地下へ降りれるエレベーター無いですよね。」 「それでね、その地下には・・・・・・・・・・。」 「・・・・(ゴク)」 すると先輩は顔を近寄せるとみんなも顔を引き寄せる。 「実験所らしいのよ;」 「じ、実験所・・・・?いったい何の?なんか菌かなにか?」 「いいえ、なんかね・・・・;人体実験っぽいのよ。」 ギョっとしてみんなは目を見開く。 「人体実験ではなくある子供の特別治療だ。」 男の声。 それにいっせいにナース達は驚きカチャンと器具を落した者もいた。 「や・・・山吹先生。」 ナース達はいそいそと足早にその場を立ち去った。 ナース達の噂に言われていた言い訳を言った月冷。 「まぁ、一理あるのだが・・・・・。」 ボソリと誰にも聞こえないような声で言うとナースステイションを離れて廊下を歩いて行く。 廊下は白く清潔感のある廊下だった。 あの医院長室の華やかさとか大違いだ。 そして月冷はあそこで話したことを思い出していた。 噂話 バカに出来ない噂話 君のことかもしれない 貴方のことかもしれない ~漆黒の独り言~ あぁ、書いた時ホント眠かったんですよね。 でも、そんと噂って信用できるようでできん!!! てか都市伝説とか嘘ばっかしですよね。 でも職場とかのってたまに当たりがある・・・・かな? |