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漆黒の狼

漆黒の狼

【傷だらけの小鳥】第2章第2話

【傷だらけの小鳥】第2章第2話【君の思い】













いつも通り、起きてから窓の外を見ていた。

それは下から空を見上げる窓。

半地下になっているこの部屋。

いつも通りの生活。

それは囚われた生活。

多くの傷跡が体残っている。

僕はいつまでもここにいるのかな?





いつも窓の外を見ていた。
部屋の反対側にある大きな鏡。
それは写し鏡に見えるが透かし鏡。
この部屋の外からではこの部屋が丸見え。

監視カメラもつけられたこの部屋。
着替え、トイレ、風呂以外は監視されている。
プライバシーなんて僕には無い。




「ん?」
思いが漂ってくる。
冷たい、そして無機質なコンクリートのような。

鏡の奥から流れてくる思い。



「(冷たい、でもその冷たさが温かい、誰?貴方は)」
心の中でつぶやいた。
誰にも聞かれないように。






冷たかった

でも温かかった

貴方の温かさは冷たさに隠れていた

君は見えなかった

でも思いは感じた

貴方の温かき思いと冷たさ




~漆黒の独り言~
スランプは乗り越えられた?
まぁ、この小説不明な部分多い;
自分的には最終回らへんは見えてるんですがね;


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