一度も着ていなかったシャツを着る
まだ仕事が決まっていなかった時大手ネット通販のセールで見かけて、仕事についたら必要だから、ととりあえず買っておいたピンストライプのシャツがあります。ほぼ綿なので、着心地も良さそうだしほんの少し化繊混紡なのでアイロンいらなそうだし形はシンプルなワイシャツだから仕事着として何にでも合いそう、って思ったんです。で、届いてみたら、ほんの少ししか入っていない化繊が、ちょっと凝った生地の作りとして裏側、つまり肌側に使われているから、せっかくの綿の肌当たりの良さが感じられないし、吸湿性が肌側だけないのでこういう時期は蒸し暑い。生地を作った会社は、とても凝ってこんな作りにしたんだと思いますが、技術とかそういう事ばかり考えて使う人のことは考えてないんですよね。それって時々あると思います。特に新しいものを作ろうとか、おしゃれなものを作り出そうとしている若手の開発者がやりがちだと思います。服のデザイン、建築、料理、そういうところで違うものを作ることばかり考えて基本をしっかり理解して身につけないと使いづらい物しか作れないよ、結果お客さんがついてこないよって思う事あります。お店で見ていたら選ばなかったと思いますがネット購入だから全然そういうところはわかりませんでした。ついでに言うと、作ったのが紳士シャツメーカーらしく昔の女性の平均体型に合わせたのか、丈も袖丈も短めで、身幅は広めで、どうもすっきりしたシルエットではないけど、仕事用のシャツはゆとりがあって緩めのほうが着心地が良いので、幅の広さは良い事にします。ただ、ほんの少しウェストシェイプしてあるともっと綺麗なシルエットになるのになと思いました。こういう加減って難しいんですよね。若向き婦人アパレルメーカーだとスタイル良く見せようとしか考えてなく仕事着だとパツパツで絶対椅子に座ったり長時間デスクワークの事考えてないようなリクルートスーツばっかり作ってたりしますし。そんなわけで、ずっとハンガーにかけっぱなしで一度も着ていなかったのですが、ここ数日気温が少し低くなっているので、春服を着るのは今のうちと思い今日着てみました。あんまり良いと思わない服はできるだけ着て少し古くなったら処分しようと思っています。1回着て着心地の感じがつかめたのでそこは良かったです。着ない服って着そびれちゃってることあるので。下:シャツやブラウスなど皺になりやすいものはクロゼットにかけています。こちらは知る人ぞ知る滑らずに皺にならずニット類も肩を出さずに綺麗にかけられる優秀ハンガー。画像をクリックすると詳細が見られます。