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ShimanekoCinema しまねこしねま
しまねこしねま [全287件]
★★★★☆ あまりに完璧なモノを与えられつづけると、投げかえせなくなっちゃうのかもしれない。 それは、子供の玩具に似てる。 意外に何もなくても、子供ってそこらへんのものでうまく遊ぶものです。 棒切れや木の実なんかでいろんなことを「イメージ」して。 今の多くの映画がゲームソフトなんだとすれば、チャップリンなんかの映画はさしずめベーゴマとかかな。「アーティスト」は…よく考えられた知育玩具、ブロックか木の玩具という感じ。 「アーティスト」の劇場鑑賞体験は、私にとってかなり強烈だったのかもしれません。日が経ってもじわじわと静かな興奮が持続してます。私のなかに大きくなっているのは、主要登場人物たちよりむしろ、映画の中で映画を観ていた観客たちかもしれません。 セリフも色もない、今よりずっと粒子の粗い画面を眺めて、観客たちは冒険の旅に出たり恋をしたりしていた。 全員少しづつ描くイメージは違うはずなのに、同じところで泣き、怒り、笑い、生の芝居を見ているみたいに感情を表現している。 昔の映画はまだまだ足りないところだらけだったけど、その中で精一杯表現してたところがエライ 観客も、いい作品を心から求めていて、その心とつくりての心が通いあっていたように思う。 「アーティスト」を観ると、そんな時代の観客にふとすごく近付けたように思い、それはとても幸せな感覚なのでした。
今年のアカデミー賞は波乱無し。前評判通りの結果になったようです。 コリン・ファースもナタリー・ポートマンもよかったね^^ コリンは「ブリジット・ジョーンズの日記」ではじめてみましたが、 堅そうなんだけど魅力的でいいかんじでしたね。 どことなく、民主党の岡田幹事長に似てると思うのは私だけでしょうか。。。 主演女優賞は、アネット・ベニングが好きなので彼女にも受賞してほしかったのですが ナタリー・ポートマンは小さな頃からしっかりとキャリアをつみあげてきているので ここらでもうひとつ飛躍するためにも、大きな賞をあげてもいいですよね。 「宮廷画家ゴヤは見た」「ブーリン家の姉妹」なんてすごかったですもん。 今回の「ブラック・スワン」もぜひみたいです。 もちろん「英国王のスピーチ」も近いうちに見たいです! 映画は、人間の内面や人の心の力、社会や人生などについて考えさせてくれます。 若い世代に代わってきた監督たちにも、すばらしい作品を次々生み出していって くれることを期待しています。。。
(少々ネタバレあり) アカデミー賞ノミネートもうなずける、アンジェリーナ・ジョリー渾身の一作かな。 イーストウッドはなんかだんだんうまくなる気がします。 音楽も素敵だし、映像もしっとり美しい「らしさ」がでて、140分あってもまったく飽きない。 なんといっても、いつもながらですがラストにふわっと肩に手をおかれたようなあたたかな余韻を残してくれるのがたまらないです。 この作品は、1930年代終わりが舞台。 仕事をもつシングルマザーの、子を想う一途な思いと、警察の無慈悲な対応の対比にぐいぐいひきこまれてしまう。 ひとことでいえば「正義」と「悪」がとてもはっきりわかりやすく描かれているので、 思い入れもしやすいのかも。主人公がラスト近くで犯人に「地獄におちるがいい!」とつめよるシーンは、 思わずこぶしをにぎりしめて一緒に「地獄におちろ!」と心の中で叫んでしまった。 これはいいですね。 ブラピ、がんばりなはれ。
少し前に見たショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」という作品はよかった。 なにより、雄大なアラスカの自然がうつくしく雄大で、星野道夫の写真をみているみたいだった。 そして、それに劣らない日本の山の神々しさと清澄感の魅力をたっぷり堪能させてくれたのが、この作品である。 ヘリやCGなどを使わず、スタッフ・キャストと実際に機材とともに登山して2年かけて撮影されたというのだからこれはさぞかしたいへんだったろう。しかし見ごたえある映像でありました。 ふだん何気なくみている地図も、このような苦労の歴史があってこそできたのだなあとなんだか感無量です。 浅野忠信は、若いころの小林薫を思わせるたたずまい。いい役者さんに育っていってほしいです。 なんとなく、力作のわりに印象が軽い。細かい時代考証を日本映画はもっとすべきではないかと思う。たとえば、浅野演じる柴崎の話し方。腰が軽い人なのだということはわかるんだけど、あの当時の軍の役人が 民間の案内人にむかって「天幕(テント)はっといてもらっていいですか?」なんて言い方するかな? あと、柴崎を駅まで迎えにきた妻(宮崎あおい)。いくら進歩的でも、あの時代妻が夫の前にでて歩くなんてことは考えにくい。 なんかそういうちょっとしたことで、もっと明治の雰囲気をだしてくれれば、ドラマにはいりこめるし、映画の重厚感も増すと思うんだよなぁ。昔は男尊女卑だったし階級差別もおおっぴらにあった。でもそれが史実であり私たちの歴史である。 都合のいいようにアレンジしてはいけない。 でもまぁ最近の日本映画にはめずらしく堂々と映像で勝負している作品で、真夏劇場でみるのにふさわしいです
おかしくも哀しく、哀しくもおかしい話。 堤幸彦監督とは、笑いのツボが合います。 不幸だった主人公が「幸、不幸はもういい、どちらでも、人生には価値がある」と悟るに至るには、愛するだけでも愛されるだけでも不十分で、 どちらも満ち足りたからこそ、それまでの自分のすべてを肯定する気持ちになれたんじゃないかなと思った。 100組のカップルがいたら100通りの形がある。 それぞれ、ともに重ねてきた時や心のやりとりの歴史があって、決して他人にはわからないものがある。 金子みすずの詩のように、 「みんなちがって、みんないい」 といったところかな・・・ 不幸のあとに、小さな幸せがあって、またがんばろうかな、と思う。 小さい幸せのほうが、大きく感じるのはなぜだろう??? 嵐のあとには、必ず小春日和がくる。 人生はそのくりかえし。 幸も不幸も、この世に生を受けて自分が得たものとして、すべていとおしく感じられるようになれればよいのだが。 そうなれるのは、もっとずうっと先かもしれないなぁ。
(オススメ度 孫の手術費用を稼ぐために、苦肉の策でとびこんだ風俗店。 しかし、彼女の手は「ゴッド・ハンド」だったのだ~^^ 主人マギー(マリアンヌ・フェイスフル)は、元ミック・ジャガーのミューズ。その往年の輝きを随所に感じさせながらしかし、ひたすら地味な主婦を演じている。季節も晩秋~冬だろうか。 英国の冬は、寒々しくみえるし、家族とも友人たちともそして社会にも、ぴったりの居場所をみつけられないといった感のある彼女にはことのほか冷たく感じられる。 そんなマギーに心の灯をともすのは、雇い主のミキだ。 彼とほんの少しづつ、心が通い合う様子はとても心地よい。枯れ木のように無彩色だったマギーの頬に紅がさし、再び女性として生まれ変わっていく、そんな感じが伝わってくる。 そしてふたりの気持ちが通い合う夜。「あなたの笑顔が好きよ」とマギーが言い、 ミキは少し間をおいてためらいながら「君の歩く姿が好きだ」と言う。 なんだか、これだけで、こころがしんとあたたかくなる。二人ともに、人生の過酷さを味わってきた者同士だから・・ こういう静かな気持ちのふれあいは、私が今40代だからわかるのかもしれないなあ、なんて。若い人には、ちょっとわかんないかもなぁ。 挿入歌はないけれど、私が今気に入っているジャニス・イアンの「Today You're Mine」をぜひラストに・・・ 歌詞もなかなかぴったしだと思うんだけどな。
(オススメ度 「マイ・ブルーベリー・ナイツ」に続いてやはり気になっていたこれをついにみました。 もう一回みたいなぁというのがいまの気持ちですが・・ 楽しかったです。好きな作品になりました^^ 人の運命って、ほんとに一瞬のちょっとしたタイミングとかだれかの行動で決まっていってしまうんですよね~~ 金城武とトニー・レオン、二人の警官の恋の話がオムニバスふうにかたられるのだが・・ メインストーリーともいえるトニー・レオンとフェイ・ウォンの話がやっぱりカワイイですね。 フェイのピュアな雰囲気、不思議な行動パターンは「アメリ」を連想させます。 なんとなく、村上春樹の「ノルウェイの森」にでてくる「緑」を映像化したらあんなかんじかな?と思った。 「夢のカリフォルニア」がなんともいえずイイ。ほんのすこしせつなくて、明るくて。 音楽のセンスいいよなぁ~
(オススメ度 ウォン・カーウァイ作品は気になってはいたのですが、みたことなかったのです。 「恋する惑星」のスチール写真のイメージ通りの色彩、裏町の穴倉のようなごっちゃり感とあたたかさ。 ジェレミーのカフェは、アメリカではあるはずなのだが、中国のようにも日本のようにも、他の都市のようにもみえる。 自分自身が昔いた時間、空間の色や音とあまりにも近くて、なんだか不思議な気分になってしまった。 音楽がライ・クーダーだったせいかもしれないなぁ。 私自身のブルーベリーナイツ、といいましょうか・・・たしかにあったなぁ~~ しかしそれはもう、ほとんど20年近くも昔なんだと気づくと、愕然とするけどなぁ~とほほです。 まぁ身近にあんなに激しい人生を生きている人はいなかったにしても、話を聞いてくれる人がいる店があって 毎日のように足を運んだりして 何が楽しかったのか べつに、そのあとどこかいくとか、他の日に会うなんてことも一切なかったのに 私にとっては、ノラ・ジョーンズは一種ノスタルジーをかきたてる存在なのかな~ ファーストアルバムが出たときも、視聴して一発でやられた!ってかんじで なつかしい、あたたかいところに強引につれてかれちゃうかんじです。 ジュード・ロウには、こんなさりげない映画がよく似合う。「ガタカ」と同じくらい素敵だ! かなり、個人的センチメンタルが入っているけど、いい作品だと思います。
(オススメ度 しかし元気な人だ!ブルース・ウィリスって人は~ といっても私と年はそう変わらんはずなので、そこいくとスタローンはもっとすごいなぁと思うんですけど・・ でもま~世間的にみれば立派にオヤジ世代ではあるわけで、「ダイ・ハード」という作品ももはやアクションの名作古典のひとつなのである。 正直、後半は「ここまで・・・?」というかんじなのですが、パワーにおされて見てしまいました。 あと、「アルマゲドン」に続き、不器用なシングルファーザーの悲哀をのぞかせるのも最近ではお得意のようです! それにしてもこんな犯罪があったらコワイ! なんとなくできそうな気もするからよけいにこわい。 今の都会の社会って、意外ともろいものに支えられているんだってことを痛感しますねぇ。
(オススメ度 ●●ちょいネタばれかも?●● 美しいパンフレットとタイトルに惑わされたが、なかなかコワイ話であったのだ。 でも、なんだか本を読んでいるようで・・・ それもとても美しい装丁の、きれいな絵の入った本。ファンタジックなんだけど。。 この男は天才といったらいいのか、キ○ガイといえばいいのか。まさに紙一重。 でも、そうやってできた香り、人に愛をもたらす香りとはいったいどんな香りなんでしょうね。 おもしろかったです。ちょっとキモいけど。 |一覧|しまねこ♪'s Shopping List |