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☆スチームボーイ☆
大友克洋監督 発明家一家の三代目レイ(鈴木杏) 祖父ロイド(中村嘉津雄) 父エディ(津嘉山正種) スカーレット(中西真奈美) 産業革命の波が広がっている19世紀半ば、ロンドンでは万国博覧会が開催されようとしている。 主人公の少年レイは、発明一家の三代目。 祖父ロイドと父エディは、「新たなる発明」を夢見てアメリカに渡っている。 ある日、そのロイドから送られた小包の中に金属のボールが入っていた。 しかも、それと同時にオハラ財団と名乗る男達が現れそのボールを奪おうとする。 彼はそのボールを守るために逃げ出す。 しかし、結局彼はつかまり万博会場のオハラ財団のパビリオンに連れて行かれる。 ~~~~~~~~~~~ 大友さんが、宮崎アニメを見習って子どもから大人まで楽しめるアニメを作ろうとした・・・とまず思った。 う~~ん。理屈っぽいのは仕方ないか~~。(笑) 前半、レイがオハラ財団につかまるまで。 レイが自分で作った一輪自走機に乗って逃げ、それを追いかけるのが、蒸気自動車(かなりの馬力あり)更に飛行船。 この飛行船などアーム付きですごいんだよね。 そういう逃走中、彼はその金属のボールがどういうものなのかわかってくるのだ。 ただ、結構ワクワク見れるはずのこの逃走も、ちょっとしつこかったね。 説明的な部分も多いので長くなるのかもしれないけどね。 中盤、オハラのパビリオン。 オハラ財団の孫娘スカーレットが出て来てから、結構楽しい。 この物語を面白くしているのは、ノスタルジックなんだけどすごい発明品。 まあ軍事用のものなんで、戦車、潜水艦・・・などなど。 そういったものが面白いんだけど。 やっぱり、このスカーレットが発明なんて何にも知らない、ただのわがまま気ままなお嬢さんというのが、いいんだよね。 気のむくまま、でも面白い事には素直に感動する。 そのスカーレットの声は小西真奈美がしているのだが、私は結構好きだわ。 いい感じでした。 後半、ここはやっぱりラストに向けて、盛り上がる。 オハラ財団が、万博会場で引き起こす騒動。 これはハチャメチャです~。 そして、祖父ロイドと父エディの化学に対する意見の違い。 このアニメは反戦的な意味も込められている。 そして戦争には軍事力。 軍事力には科学の力。 というわけだ。 科学者達は軍事力に使われることを知りつつも、科学的発見や発明という「科学のとりこ」から逃れる事が出来ないということなんですね。 しかし、現実として軍事用に開発されたものが、我々の生活に恩恵を与えているのも事実でしょう。 ここでは、少年レイがどうなの?と悩むわけだけど。 彼がどんな答えを得たのか・・それはわからないなあ。 ラスト、これはやっぱり巨大 ラストは、とにかくこれが描きたかったんだろうなという力のこもったもの。 後半から物語もスピードアップしてきて、眠気も覚めるしね。 映像と共に美しさと不気味さと見ることが出来る。 最後の姿は美しい。どんな終わり方をするのだろうかと思ったのだがとてもうつくしかった! 大友さんのアニメは、というよりも日本のアニメの水準が高い分、映像的なすごさとかが話題になる。 今回も見事な映像を楽しむ事が出来るだろう。 そして、問題なのがいつもストーリー。(当たり前か・・(笑)) 大体映像に懲りすぎると、ストーリーが独りよがりになるものだ。 身内で納得してどうするって感じ。 今回、私は「AKIRA」よりもその点はいいのじゃないかって思うな。 すでにこの「スチームボーイ」の続編を作る事が発表されたようなのだが。どんな話にするつもりなんだろうか。 エンドロールに、レイのその後が断片的に流れるのだ。 もうすでにどんな話にしようか考えているのかもしれない。 そうそう、スカーレットだけ取り上げた、番外編も作るんだって? スカーレットは魅力的だけど、なんかもう話が見えちゃうような気もする。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今日はビデオを借りに。 しかし、こういう連休の時はめぼしいビデオをみんな借りられているんだよね~~。 新し目のものや、話題作はほとんどダメだね。 そうそう、韓国物もすっかり借りられていました。人気だね~~。 そんな中で、そうそう見逃していたという作品「ブルース・オールマイティ」と「Mrディーズ」借りました。 「ロマンポランスキーの吸血鬼」も、「クロコダイルの涙」でせっかくヴァンパイアが出てきたからと借りてきました。 でも、トムクルーズの「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」借りた方が良かったかな・・今度はこちらも借りてきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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