まったく知らないんですけど、この監督、結構人気なんですか？？
☆茶の味☆（2003）
石井克人監督
不思議な映画。
ほわ～んとしたところと、くすっと笑えちゃうところと、はや送りしたくなるところと・・・
評価も分かれているようですが。
風景がとっても美しくて、いいなあ。
あ～～こんなところに住んだかいいだろうなって桜の花が綺麗な春から、青い田んぼが続き、季節をしっかりと感じられる。
この田舎に住むある一家の話。
それぞれが抱える、普通の悩み。
高校生の長男は、内気で恋に悩む。
小学校一年生の長女は、時々現れる巨大な自分がいつ消えるんだろうと思っている。
母親は、子育てで中断していたアニメーションで復帰しようと奮闘している。
父親は催眠療法士、妻が自分をほったらかしで、アニメに夢中になるのが寂しい。
母親の弟は、昔の失恋の痛手が響いている。
そして、じいさん、元アニメーターで、今は母親のアニメ-ションの作画にヒントを与えている。
こんな家族が、それぞれの悩みを自分なりの方法で解決していくんだ。
解決して行くという積極的な目覚しい解決ではなく・・時間が解決していくというというか・・・
～～～～～～～～～
長男が、のっけに頭から電車だよ～～。
デモね、彼が好きな子のことを考えてるとか、ちょこっと話ができて猛烈に狂喜乱舞しているところとか、かわいいんだよね～。
ここで、父親の弟が自作の歌をCDにするのだけど『山よ』って歌。
これが、なんとも面白い♪
耳に残る、口ずさむ？（笑）
キテレツなじいさんを我修院達也が、怪演している。
しかし、このじいさんの残したものがいいんだ、暖かいしなんだかワクワクする。
そして、あんまりしゃべらず、ぼ～～っとしている長女が、最後に見せる笑顔、かわいい♪
そうそう、母親が出来上がったアニメを上映するんだけど、このアニメが、面白い！！
こんな感じで、随所に細かくいいところがあるね。
しかし、全体としては長い。
私、はや送りしちゃったよ。
この長さも、きっとポイントなんだろうけど・・・
はまれたら、のんびりと癒されるだろうな。
時には、こんな風にお茶飲んで、ふ～～っとしてみる映画もいいのじゃないかな。
『山よ』のDVDですって～♪
ついでに、あの劇中で作られたアニメもDVDにしたら、面白いと思うな♪
