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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:~2006年 映画・SF、ファンタジー
ゲド見てきました。
午後からの上映時間に行ったせいか、お客もいっぱいでしたね~。 ところで「笑止」という言葉。 「笑止千万」などと使われますね。 笑止:1 ばかばかしいこと。おかしいこと。また、そのさま。2 気の毒に思うこと。また、そのさま。 3 困っていること。また、そのさま。4 恥ずかしく思うこと。また、そのさま。 笑止千万:1 非常にこっけいなさま。2 たいそう気の毒なさま。 大体この1番のばかばかしい事とかおかしい事とかの意味で使いますね。 しかし、なかなか普通では使わないし日常会話では聞かないです。 今回ゲドで、この「笑止」が使われていていたんですよ。 こういうところで聞くのも、私としては良かったんですけどね。 「ほ~~、古典だな。お子様向けではないな。」と思いました。 あ~、でも逆に一つ言葉を覚えるいいチャンスともいえますね^^) ☆ゲド戦記☆(2006) 宮崎吾朗監督 声 岡田准一・・・・・・アレン 菅原文太・・・・・・ハイタカ/大賢人ゲド 手嶌葵・・・・・・・テルー 田中裕子・・・・・・クモ 風吹ジュン・・・・・テナー 香川照之・・・・・・ウサギ ストーリー 多島海世界“アースシー”では、西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の住む東海域に現われ共食いを始めた。それに呼応して、世界ではさまざまな異変が起こり始める。世界の均衡が崩れつつあるのだった。偉大な魔法使い、大賢人ゲドは、災いの源を探る旅に出る。やがて彼は、心に闇を持つ少年、エンラッドの王子アレンと出会う。影におびえるアレンを伴い、旅を続けるゲドは、ホート・タウンの街はずれにある幼なじみテナーの家に身を寄せる。そこには親に捨てられた少女テルーも住んでいた。彼女は、自暴自棄になっているアレンを激しく嫌悪する…。 ~~~~~~~~~~ 冒頭にも書いたように、小さなお子さんは少々わかりずらいでしょうね。 しかし、「命」というテーマはわかりやすく見せていたようにも思いました。 物語のはじめに竜が共食いをし、人間界で異変を感じるという展開の大きなものになりそうな感じではじまる。 異変が人間に及ぼす影響は、心の荒廃だろうか。 その影響を受けてしまったのがアレンだ。 しかしストーリーはこの世界の異変を見せつつも、もっと個人的なものになっているね。 そのせいかな、前半がなんかたらたらとした印象。 後半は展開が早くなって、おもしろかった。 この個人的なものというのが「生と死」なわけだけど、言いたい事はよく分かる。 メッセージもちゃんと伝わってきて良かったと思うよ。 ただ→クモが永遠の命を欲しがるというのが、「へーいまどきそんな事を言うんだ」とちょっと古めかしさを感じた。もちろん、それは『生きる』というメッセージの為に必要なのだとわかっているんだけどね。← いいなあ~~と思ったのは、背景だよね。 力の入れようというか、こだわりはすごく感じる。 絵画的な素晴らしいものだと思う。 これは見る価値があるよね。 それと、声優。 声優さん達は豪華だし、良かった。 菅原文太さんは、今回も安定しているしいいな~と思って聞いていた。 いい声だよね~♪ 岡田君は『セリフが少ない』とどこかで言っていたと思うが確かに少ないね。 いいとか悪いとか、判断するのも難しいかも(笑) 田中裕子さんは、これは良いです!雰囲気あります。 今回一番気にいったかもです。 そして、道化回し的なウサギ役の香川さんと落ち着いた雰囲気のテナー役の風吹ジュンさん。 出番の多い二人なんだけど、パンフを見るまで誰だかわからなかった。 言われてみるとそうかも~~。 新人で歌もうたってる手嶌葵さんは、どうだろう? 私は雰囲気はジブリ的だと思う、しかしうまいとは思わなかったけどね^^;) お座り竜 そして、竜だね。 あちらの竜ってツバサがあるよね。 飛んでいる姿って見た事があるけれども、座っている姿ってじっくり見たことがなかった。 お座りってどうするんだろうか? そうか、そうか!こんな風に座るんだ~。 ちょっと感激した♪ 初監督作品という事で、かなり注目を集めている作品。 それなりの出来と見るか、気負いだけが先走ったと見るか微妙な所かもしれない。 私は、この監督の次回作を見て判断したい。 監督、次の作品も見たいですよ~。 ~~~~~~~~~~~ 部分的な私のこだわり(ネタバレになるのかも) アレンが時に追い詰められ表情が豹変するのだが、あの顔はなんとも! 確かに宮崎駿の映画ではないのだと改めて思わされた。 いつものジブリ的なキャラクターなのだが、この顔は異質だね~。 私としては好きではない。 最も好きな顔と感じてもらっては困るのだろうがね・・・ それと同じようにクモもラストシーンでは激しく変化していくのだけれども、これも良く言えば迫力がある。 面白いとも思うのだけど、グロくもあった。 子供向けではないんだと再確認する。 いずれ、ホラーものも作るのじゃないだろうかと思ったりした(笑) クモは以前出てきた「千と千尋」のキャラに似ている。 なつかしって感じだったし、あのドロドロも同じだ。 だからこそ、余計にちょっと変化の仕方がグロいなあと感じるのかもしれないね。 いっそ違うキャラにした方がよかったんじゃないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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