以前書いたものを移しています
☆こころの湯☆
中国映画。確か2002年の作品。
中国の小さな町の銭湯「清水池」が舞台。
ほとんどがそこの場面だ。
そこの長男は銭湯の後を継ぐのが嫌で都会に出て行って結婚している。
銭湯は、残された父と、次男の2人でやっている。
久し振りに長男が里帰りしてきた。
銭湯は相変わらず近所の親父さんたちで朝からにぎわっている。
この銭湯、あかすり、マッサージ、髭剃り、それから、ラジオを聞く者から、昼寝をする者、囲碁をする、こおろぎ相撲する者(こおろぎ同士を戦わせる)・・・
とにかく閉館までずっといるのだ。
父親は長男に
「おまえの事は当てにしていない、次男といっしょにやっていくから大丈夫だ」と。
次男は、知的障害があるが、素直ないい子だ。
父親は、おまえはおまえの好きなようにしろといいながら、
「おまえは、この銭湯の仕事を嫌ってるし、次男のことも気にかけてはいない。」と指摘するんだ。
父親が倒れ、滞在を延ばしているうちに、この銭湯の地区が近代化にともなってビルが建つ事になり、銭湯も閉めなければいけないことがわかる。
そして・・・
銭湯の仕事が終わると、父と次男は、毎晩ランニングするのだ。
そこがいいんだ。
いつも同じコースを、同じように。
銭湯がオアシスでね、でも時代が来ると、そこからみんな去らなくてはならなくて
ちょっと物悲しい最後かな。
この先どうするのかなと言う気持ちにさせられた。
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最終更新日
2006.10.27 21:48:02
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