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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:2007~映画・ドラマ
韓国の時代劇。
時代としては「チャングム」の前の時代なんですね。 ☆王の男☆(2006) イ・ジュンイク 監督 カム・ウソン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チャンセン イ・ジュンギ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コンギル チョン・ジニョン ・・・・・・・・・・・・・・・・・ヨンサングン カン・ソンヨン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノクス ストーリー 16世紀初頭、漢陽にやってきた旅芸人チャンセンと相棒の女形コンギル。都で時の王ヨンサングンが、妓生上がりの官女と日夜遊び呆けている噂を聞きつけた2人は、芸人仲間と宮廷を皮肉った芝居を始める。興行は人気を博すものの、一座は侮辱罪で逮捕されてしまう。重臣に「王を笑わせることができれば、侮辱ではない」と反論したチャンセンたちは、死をかけて王の前で芸を披露する。彼らの芸は王を魅了することができるのか ~~~~~~~~~~~~~~~~ 12月から上映している映画ですね。 こちらで、始まったので見てきました^^) このヨンサングンとコンギルの話は知りませんでしたよ。 韓国では有名なんですね。 特にヨンサングンは暴君として有名で、臣下らのクーデターにあい王位を剥奪され30歳という短い生涯を閉じました。 次の王として担ぎ出されたのが「チャングム」で彼女が仕えたチュンジョンでした。 舞台版が元になっているらしいです。 しかし、全く違う視点から書かれているらしいですよ。 コンギルはどちらかというと、舞台では王の寵愛を受け富と権力に溺れていくという感じに捉えられていたようですが、この映画では違います。 コンギルに惹かれるヨンサングン。 彼が惹かれたのは、そのコンギルの美貌というのはもちろんあるんですけど、ここでは「母性」を求めているという感じでしたね。 コンギルは、何をするというわけでもないんですよ。 彼は「癒し」の存在なんですねえ。 何か計略を企て王に取り入ろうとしたわけでもないですし~~。 まあ、存在自体がある意味「罪な男」なのでしょうが^^) 美しいですからね~ いろんな場面ではっとするほどの色気がありました。 やはり彼の切れ長の目が印象的。 でも、女性的な美しさという感じではないかなあ。 なよなよした感じではないんですよね。 芸の上でアクションも見せられる、中性的美青年。 でも、京劇の韓国バージョンみたいな劇では、化粧のせいもあるけれども女っぽいなあ~~とため息をつきました。 彼を芸の上でのパートナーであり幼馴染のチャンセン。 チャンセンは素朴な男ですね。 チャンセンとコンギルの絆に涙しました。 身分の低い芸人達が、自分の芸を自由に演じラストも自由を求めた姿と思います。 もちろん、そこには二人の絆があるわけですが。 同性愛的な描きかたは見せていないんですが、見せないことで余計に愛を感じさせてくれているかなって思いました。 チャンセンの綱渡りの芸、あれは実際にカン・ウソンがやっているらしいですがすごいですよ。 どこまで実際にやっているのか分かりませんが、体を張った演技です。 こういった芸の場面も衣装も、色鮮やかで見事でした。 この二人が主役ではあるのですが、やはりヨンサングンに注目ですよ。 狂気とも見える彼の行動。 時々見せる苦悩と喪失感。 子供っぽいしぐさ・・ それが何であったのかを明らかにしていくというところでしょうか。 韓国で暴君として描かれる彼を、より人間的に捉えて見せたという感じがします。 でも、そうはいってもこの彼は王になるべき人物ではなかったんでしょうね~~。 宮廷の中、またその様子なども面白かったですね~。 ほとんど知らないという事もあるけれども、あの韓国の衣装の下はこういう下着をつけているのかとか、意外と宮殿が広くないぞとか(笑) 二時間タップリ、どうなるんだろうかとドラマに入り込んで見ていました。 面白かったです^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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