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テーマ:DVD映画鑑賞(13596)
カテゴリ:2007~映画・ドラマ
いや~、今年は本当に雪が早い!
東北地方の方々、積雪が過ごそうですね。 こちらも山添は大雪になっているとか。 私の住んでいるところは、今朝は屋根にうっすらと雪が積もっていましたが、すぐに溶けました。 でも、今夜も冷えています~~(T△T) さて、DVDはアカデミー賞主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィッテカーのアミンですね。 ☆ラストキング・オブ・スコットランド☆(2006) ケヴィン・マクドナルド監督 フォレスト・ウィッテカー ジェームズ・マカヴォイ ストーリー 軍事クーデターによって、イディ・アミンが大統領になった直後のウガンダ。この国にやってきたニコラスは、偶然にもケガをしたアミンを救い、彼の主治医に抜擢される。やがて主治医以上の信頼を寄せられるようになるのだが・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 怖い!!アミン。 この映画アミンに気に入られたニコラスの話ですね。 気に入られてちょっと気をよくしていたニコラスに降りかかる恐怖の体験。 彼は無事に故国に帰れるのかというサスペンスでもあります。 この最後のほうは、ハラハラドキドキ物でした。 そういうサスペンスとしての見せ方をしながら、アミンの人となりを見せていくのです。 熱狂的に迎えられたウガンダのアミン大統領。 最初のほうでニコラスは、アミン大統領がいかに民衆に支持を受けているかを身をもって体験します。 大統領専用車に乗せられて町の中を走るだけで、子供も大人も大統領が乗っていると思い手を振り、子供たちは車を嬉しそうに追いかけてくるのです。 あら?アミンって本当は国民に愛されていたのかな? そんなことを思う場面です。 ニコラスでなくとも、こんな場面を見せられればアミンの主治医になるのも悪くないよなって思いますよね~。 偉大なる大統領のために働けるなんて、いいじゃないかって思うはずですもん。 まあ、強引に主治医にさせられたという感じでもありますが・・ ところが、だんだんアミンの人柄がわかってくるわけです。 う~ん・・・・独裁者というのはカリスマ性を持っていますね。 そして、まあ一種の愛嬌もあるみたいです。 確かに人をひきつける部分もありますもんね。 ただ、「大きな子供」でもあるんですよね。 その「大きな子供」が国家を支配したら恐ろしいことになるのです。 ヒトラー等とはまた違った独裁者だったのかもしれないですね。 しかし、この『大きな子供』アミンの虐殺行為や狂気的行動を自分のためにうまく使ってやろうとする側近たちがいるのがなんともいえません。 どう見ても狂気に支配されているアミンを使って、自分の身の安泰を図ろうとしているわけです。 でも、考えるまでもなくこのアミンについていたら、いずれ身を滅ぼすとわかるはずなんですけどね~。 ニコラスは、最初はアミンの狂気に気がつかないわけです。 影の部分がだんだんわかってくるんですけど、気楽に考えているんですよ。 自分はスコットランドから来た外国人だと。 いずれこの国から出て行くと考えていたんですよね。 しかし、アミンはニコラスをウガンダ国民にし、ウガンダから逃がさないぞということになって、やっとニコラスは恐怖を感じるようになっていくんです。 もちろん、そこにある事件が絡んでいるのですが。 その事件は、ニコラスの浅はかな行動(この場合そういってもいいんじゃないか?)が原因でもあるんです。 そこから、ハラハラドキドキです。 フォレスト・ウィッテカーは、ほんと、アミンでしたね~~。 アカデミー賞を取れて本当によかったと、私も喜んでいます^^) 二面性のあるアミンを、時に愛嬌のある顔で、時に狂気をはらんだ表情でなりきっていたように思います。 しかし・・・・国を一人の人間に託してはいけないんじゃないかと思いますよね・・・ たとえすばらしい人間だとしても(あ、アミンのことではないですよもちろん)、カリスマ性だけで選んじゃいけないんじゃないかってね~~。 暴力で支配しようとしたら暴力におびえて生きなくてはならない、ともいえますね。 *************** フォレスト・ウィッテカーといえばサスペンスの『パニック・ルーム』『フォーン・ブース』などに出てますが、私はやっぱり『クライング・ゲーム』が好きかな~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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