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テーマ:DVD映画鑑賞(13594)
カテゴリ:2008邦画
☆腑抜けども、悲しみの愛を見せろ☆(2007)【ドラマ】
吉田大八監督 本谷有希子原作 佐藤江梨子 佐津川愛美 永作博美 永瀬正敏 ストーリー 両親の訃報を受け、東京から山間の田舎に舞い戻ってきた姉・澄伽(すみか/佐藤江梨子)。家には、母の連れ子だった兄・宍道と結婚相談所の紹介で嫁いできた兄嫁・待子、内向的な妹・清深(きよみ/佐津川愛美)がいた。女優を目指し、家族の反対を押し切って上京したものの、その超ゴーマンな性格が災いし、女優活動も頭打ち。そんな姉の帰省は妹・清深を脅かす。それを清深が漫画にし、雑誌に掲載されたことを澄伽は恨んでいたのだった。そんなある日、澄伽は新進の映画監督が次回作の主演女優を探していることを知り手紙を書くと、思いがけずに返事が来るのだが…。 ★初回限定スペシャルパッケージ!腑抜けども、悲しみの愛を見せろ ☆ 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ☆(2007) そうなんですか~~。なかなか面白かったですよお。 家族の話? やたらと「家族なんだから」って台詞が出てくるのね。 売れない女優のスミカは、全く家族なんて頭になく東京生活のために仕送りを続けて頂戴と兄に頼んでいるのだ。 しかし、片田舎の生活、両親もなくなり早々仕送りはできないといわれしばらくの間、田舎生活に甘んじることになる。 クラ~い妹がスミカの高校の頃、姉を題材にした「女優になりたい」というホラー漫画を投稿したことからスミカは田舎でも笑い者、もちろん女優として目が出ないものそのせいだと非難され妹はひたすら姉の暴言に耐えていたのだ。 その姉がまた帰ってきた! 姉の言動一つ一つにおびえながらも、この妹は好奇心には勝てないのだ。 姉の目を盗んでは姉の言動を漫画にしたいという欲求に突き動かされる。 しかしほんとホラーなんだよ~漫画が♪ この姉の自意識過剰ぶりも面白いよね。 妹をいじめるそのシーン、妹がそれにひたすら耐えるシーン、いつかこの関係が壊れるんだろうか?と妹を応援したくなったりするのよね。 ふつふつと見るものの心に爆発因子を溜め込ませ、いつ爆発するのかと楽しみにさせてくれる。 すごいことになっちゃうんじゃないかって思わせるんだもの。 しかし、意外な形の爆発だったなあ。 その後の展開には、姉もなかなかやるじゃないって思わず笑えたのだ。 そう、家族だもの・・妹にとってもこのおいしい題材を大事にしていたほうがいいのかもしれない。 家族、家族といっていたおにいちゃんは、う~ん女たちにやられちゃったんだね。 女に囲まれて疲れちゃったんじゃないだろうか。 姉、妹の強烈さに加えてやっぱり嫁の存在は、これまたすごい! のほほ~~んとしているのに、彼女の作る人形がのろいの人形。 それを作るときの幸せそうな顔^^) 今まで不幸だったせいで、こうして家族と共に住む生活を十分に楽しんでいるのだ。 もう、なんともいえないテンポのズレ。純なところもかわいいし^^) 確か、この永作博美は賞を取ったと思うけど納得ですねえ。 そして実はサトエリとはなんぞやというくらい佐藤江梨子は知らなかったんだけど女優さんだったの? このタカビーでわがままな、しかし純粋に自分を信じている姉の役を体当たり。 面白いねえ~。 妹のクラ~~イ女の子は、もちろん全く知らない子なんだけどこの子もきっとこれからいろんなドラマとかで見れるんでしょうね。 原作も読んでみたくなるねえ。 確かこの本谷さんは「生きているだけで、愛」で芥川賞の候補になったんだよね。 今度読んでみようかな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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