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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:2008洋画
今週は、こちらでは結構見たい映画が盛りだくさん。
すでに公開されている映画もやってきているし、新作もあるし。 どうやって時間を合わせてみようか頭を悩ましています。 もっと、早い時期に公開してくれたらいいのにねえと思うものもあるんだけどね。 この「潜水服は蝶の夢を見る」もそのひとつ。 ☆潜水服は蝶の夢を見る☆(2007)【ドラマ】 ジュリアン・シュナーベル監督 ジャン=ドミニク・ボビー原作 マチュー・アマルリック アマニュエル・セリエ マリ=ジョゼ・クローズ アンヌ・コンシニ 潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 ストーリー ジャン=ドミニクは3人の子供の父親。雑誌の編集長として、幸せで華やかな人生を送っていた。ところがある日突然、脳梗塞で倒れ、“閉じ込め症候群”になってしまう。身体的自由を奪われ、唯一動くのは左目だけ。そんな彼に対し、言語療法士は瞬きでコミュニケーションをとる方法を考え出す・・・。 ~~~~~~~~~~~~~ いろんな病気で苦しんでいる人がいます。 それが、なかなか自分の身に置き換えることは難しいと思います。 自分がそうした困難な状態になって初めてわかるものなのですよね。 また、同じ病気でも、それぞれやっぱり違うんだと思うんですよ。 (医学的に同じだといわれてもです) 老いていくこと、それでさえも自分の身に起きるとはなかなか考えられない、そう考えることもあるでしょう。特に若者たちにはね・・もちろんそうでなくてはやってられませんけどね(笑) 若いうちから「年をとったら」なんてそればかり考えていちゃ、人生謳歌できませんからねえ~~。 存分に楽しんでほしいと思いますよ。 話しは元に戻ります。 この映画の主人公は脳梗塞で突然倒れ気がつくと、体全体の自由を奪われた「ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)」という状態になっていたのです。 生きようとすることってどんなことか、見せてくれます。 瞬きだけで文章を書くことの大変さ、そうとうなものです。 瞬きするほうも、もちろんそれを書き留めるほうも。 一文字一文字確認しながら、文章にしていくんですもんね~~。 意識が鮮明なのに体が動かない。そのもどかしさ。 すべてが周りの勝手な意思により決められてしまうって、どうでしょうか・・・ すべてをあきらめ、回りのされるがままに甘んじなくちゃいけないって苦痛です。 ほんの些細なこと、すべてですよね。 細かなことって普段は気がつかないけど、たくさんあるんです。 何かしたい、見たい、感じたい、人間って自分の欲求で動いているものなんでしょう。 それを全部あきらめるのです。 そんな中で、主人公の彼は自分には「記憶もあるし想像力もある」と希望を見出すのです。 彼のモノローグは、時にユーモアさえ混じっています。 彼の元妻や言語療法士、また編集者が周りにいるのは手厚いですよね。 日本なら、どうなんだろう・・・ちょっと考えちゃいます。 元妻がいるときに、今の彼女から電話が来るシーンがあります。 う~~ん、シビアです。 妻に口述してもらわなければ、彼女と話もできない・・ 口述する妻も、辛いでしょう。 主人公と年老いた父の回想や、電話のシーンはしみじみとしてしまいました。 父親の髭をそってあげるんですよね~。 早々、想像の中で思い切り牡蠣を食べるという場面もありましたね~~。 食べるって幸せなことなんですよね~~。 おいしそうに食べるんだよね~。 原作を読みたくなりますね。 主人公を演じたのはマチュー・アマルリック。 彼の顔どこかで見たことがある、ギョロメが印象的な忘れられない顔^^) そうでした、「キングス&クイーン」で見たのでした。 音楽家の元亭主の役だったとおもうんだけど。 尊厳死を扱っていたけれども、こちらもやはり考えさせられる映画でした。 海を飛ぶ夢 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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