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テーマ:映画館で観た映画(8347)
カテゴリ:2008洋画
☆JUNO/ジュノ☆(2007)【コメディ】
ジェイソン・ライトマン監督 エレン・ペイジ マイケル・セラ ジェニファー・ガーナー ジェイソン・ベイトマン オリヴィア・サールビー J・K・シモンズ アリソン・ジャネイ ストーリー 16歳のジュノは、バンド仲間のポーリーと興味本位でしたたった一回のセックスで妊娠してしまう。高校生が子供を育てられるわけがなく、ジュノは親友リアに「中絶するつもり」と報告するが、中絶反対運動中の同級生に「赤ちゃんにはもう爪も生えているわよ」と言われ、産む決心をする。フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦を見つけ、里子に出す契約を交わしたジュノは、大きなお腹を抱えて通学する生活を始める。 アメリカらしいなあと思うかな~~。 この作品はアカデミー賞の脚本賞を取ったんですよねえ。 このジュノって女の子が可愛い♪ 本人も、周りも『変わっている』といわれているけど、このひょうひょうとした態度がたまらないな。 あっけらかんとしているよね。 日本でこういう作品を作ったら、大人たちが眉をひそめたり同級生の陰口もあるだろうし、とにかく陰気で重苦しい話になりそう。 ジュノの意思を尊重する両親。 普通そこまであっさりと『妊娠出産』を肯定するかどうかわからないけど。 でも現実は認めないと・・ね。 最初は気軽に出産し里子に出すと決めるけど、それはまだ妊娠初期だからだよねなんて思ってみていた。 「まだ、今はシーモンキーみたいだけど可愛くなってから届けるわ」なんていうしね~。 まだ10月10日、出産まであるわけだし~~。 気持ちも変わるかもしれない、そうも思うよね。 そして出産という大変な思いをしたら、子供を育てたいと思うかもしれないって。 でもね、淡々と妊娠出産を見せているのだよ。 もちろん、そのお腹が大きくなる間、ジュノはいろんな経験をする。 継母との関係は、暖かい気持ちになるなあ。 女としての共感がある。 それを言えば、里子に出す先の妻もまた同じだね。 こちらは子供を切に願う女性だけど。 その気持ちもまた女性だから。 (ただ、ときどき彼女は大丈夫かしら?と心配にもなったけど。神経質そうで) ジュノがポーリーに対する気持ちに気がつくのも、かわいい。 ポーリーの成長も見逃せないかな。 相変わらず頼りなさそうな彼だけど、ジュノに接する態度はずっと変わらないものね。 ドーナッツを投げに映画館に行こうと誘うのは、笑ちゃったな。 母性というのは妊娠したら女はみんな持つものだって言うのは男性の母性崇拝だと、常々思っている。 そこらへんをスパッと母性神話を切り捨てあっけらかんと見せてくれるのが、私にとってはちょっと痛快。 もちろん、母性はあると思う。 ただ、母性というのはさまざまな形を持っていると思う。 子供を持つとか持たないとかに関係なくね。 妊娠出産だけで聖母マリアのようになるなんて思ってもらっても困るのだからね^^) でもね、年をとってからジュノはこの子供のその後が気になるようになるかもしれないとも思う。 とはいえ結構あっけらかんと子供との付き合いもうまくいけるかもしれないな、ジュノならね。 そして、一番思うのは、やっぱり子供は一個の人格を持った他人(預かりもの)なんだと。 母親の所有物ではないのよね。 だから、産んだからどうとかではなくて大切な命が愛情を持って育ち大人になれるようにしなくてはいけないのだと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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