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テーマ:映画館で観た映画(8347)
カテゴリ:2008洋画
こちらも9月から上映中。
☆落下の王国☆(2006) ターセム監督 リー・ペイス カティンカ・ウンタルー ストーリー 1915年、ハリウッド。撮影中の事故で重傷を負い病院のベッドに横たわるスタントマン、ロイ。身体が動かず自暴自棄となり、自殺願望にとらわれていた。同じ病院に入院中のアレクサンドリアは、家族を手伝ってオレンジを収穫中に樹から落下して腕を骨折した5歳の少女。じっとしていられず敷地内を歩き回っていて、ロイの病室へと辿り着く。ロイはアレクサンドリアを呼び寄せると思いつきの冒険譚を語って聞かせる。ロイの語るめくるめく物語にすっかり引き込まれていくアレクサンドリアだったが…。 映像が美しいと評判なのですよね。 確かに!! 最初の方の赤と白の砂漠の映像から始まって、ロイが語る物語のシーンは本当に写真集を見ているようでした。 ちょっとこの作り込みは「HERO」みたいな色彩の美しさです。 あ、でもCGは使ってないって~?それも驚き。 また「パンズ・ラビリンス」「パコと魔法の絵本」のように少女がお話に入り込んで行く話でもあります。 「パンズ」ほどダークではないし「パコ」ほどキッチュではないですけどね^^) 何が「落下」何だろうって思って見ていたんですけど(ロイもアレクサンドリアも落下でけがをしたことはしたんですけど)、ラストに「あれ?そういう映画だったの?」って思っちゃったですよ(笑) 自殺願望のロイが5歳の少女アレクサンドリアを巻き込んでお話を作っていくのですけどね。 最初のうちはアレクサンドリアは聞き役。 ハッピーハッピーにならないのは、ロイの心情が負の方向に向いているからですけどね… でも、後半のお話はアレクサンドリアの「応援」があってこそ作られるのです。 ロイがこの幼い少女をうまく使って自分の望みをかなえようとするのですけど、彼女の純真な好奇心と無邪気な心がギリギリのところで彼を変えるのですね。 まあ、そういってしまうとよくある話になっちゃいます・・・ とにかくこの映像美は映画館で見て堪能してもらいたいですね。 24カ国でロケしたそうですねえ、すごいわ。 衣装もいいです♪ この衣装は石岡瑛子さんです。 そして、このアレクサンドリア役のカティンカ・ウンタルーがかわいいの!♪ とにかくかわいい!! ぽちゃぽちゃとしたほっぺから始まって、鼻をくちゅくちゅとこするしぐさ、もう自然なんですよね~。 台詞を言わされているというよりも、本当にごく自然に「何で?」って聞いたりお話に入り込んでいる様子がうかがわれます。 この看護婦さん役のジャスティン・ワデルも美しいですねえ。物語の中でお姫様になりますよん。 抱かれているアレクサンドリアちゃんは腕を骨折しているからギブスです。 こういうギブス初めて見ました。このかっこで固定されるとかなり大変そうね。 この映画のサイトを見ていたらこの純真無垢さが失われないように舞台となる病院でのシーンを先に集中して撮ったとか。 なるほどですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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