そういえばこの映画映画館で上映していたんですよね。
その時は「ここに幸あり」って、てっきり邦画だと思いましたよ。
でも考えてみたら「ここに幸あり」という昭和の歌の題名を思い浮かべていたんですね。
懐メロですよね(さすがに私も生まれていませんでしたよ(笑)懐メロというのも死語だね)
昭和生まれにはちょっと紛らわしい邦題ですね。
☆ここに幸あり☆(2006)
オタール・イオセリアーニ監督
セブラン・ブランシェ
ミシェル・ピッコリ
ストーリー
大臣のヴァンサンは、ある日突然辞任に追い込まれ、仕事も住む家も愛人も失ってしまう。別れた元妻にも相手にされず、行き場を無くした彼を迎え入れてくれたのは老いて尚頼れる母と昔の友人たちだった。地位も財産も関係なく、仲間たちと飲んで食べて歌って過ごすうちに、今まで気づかなかった小さな喜びや、素敵な出会いが巡ってくる。色んなものを失ってはじめてヴァンサンは自由気ままに人生を謳歌し始めるのだった。
人間賛歌ムービー。
ミシェル・ピッコリはこのヴァンサンの母親役です。
なぜに?彼が老母役?と思いつつ、老いてなおピンシャンしているお母さん役を演じています。
さすがだね~。
辞任になってあっという間に妻も愛人も去っていくその簡単なこと(笑)
なるほど、女にとってこの大臣は地位と名誉とお金があってこそだったのねえ。
まあ、それにしてもあっさりとしたことでしたよ。
昔の友人たちのところに戻って、その生活に溶け込んで行くヴァンサン。
ほとんど、飲んで騒いで、喧嘩の巻き添えをくって殴られたり、女のところで慰められたり・・・その繰り返しなんだけどヾ(@^▽^@)ノ
仏人の幸せって、こんな感じかしらねえ(笑)
フランス、イタリアの雰囲気がぷんぷんするなあって思った。
でもとにかくヴァンサンにはたくさん友人がいる。
それが人生を楽しむポイントなんでしょうね。
そんな彼の日常がうらやましいと感じるのも確かなのだよね。
私はこの監督の「月曜日に乾杯!」しか見たことが無いんだけどね。
やっぱり、どちらにも通じるものがあるよね。
↓こちらは監督のコレクションボックス