☆オルランド☆(1992)
サリー・ポッター監督
ティルダ・スウィンストン
ストーリー
男性から女性に不思議な変身を遂げたエリザベス朝の貴族オルランドの四百年にわたる時空を越えた旅の物語。原作は二〇世紀イギリス文学を代表する女流作家ヴァージニア・ウルフの長編小説。
バージニアウルフと言えば、二コール・キッドマンが出演した「めぐりあう時間たち」がある。
これもなかなか私には難しかったわ^^;)
今回のこのオルランドもわからんと言えば、わからんのです。
しかし、雰囲気的にはなんとなくわかったような気にもなる。
男でもなく女でもない、生と死も関係なく、もちろん時代も超越しちゃう、そんな自由を求めたのがバージニア・ウルフなんでしょうかねえ。
特にオルランドが女性になっちゃうというのは、へ~~って感じ。
私的に楽しかったのは、それぞれの年代の豪華な衣装ですね。
男性も縦ロールのついた「かつら」をすっぽりかぶる貴族の華美極まりない衣装。
時代がすすんで、横にパ~ンと張り出したドレスなどなど・・
楽しいです^^)
そうそう、エリザベス1世が相当よれよれしているおばあちゃんなのよね(笑)
偉大なる女王、ああ~ブーリン姉妹を思い出すなあ。
ところで、やはりこの映画ティルダにばかり目が行きます。
若き貴族のオルランド、それが急に女性になっちゃうわけですよ。
中性的な若き日のティルダだからこそできたのでしょうねえ。
そうそう、ティルダは本当に肌の色が白いのね、改めて感じます。
最初の方は宝塚的な感じをぬぐえませんでしたけど(笑)、でももし逆に男性がこのオルランドを演じたら、今度はドラッグクィーン的なイメージを私は描いてしまったかもしれないなあ(笑)
ティルダを見る、豪華な衣装を見る、そんな楽しみがある映画でしたよ。
ただ、メイキングが面白くなかったのは残念。
オルランドが大使として東洋の国に行くのだけど、その場面を取るのがいかに大変だったかというメイキングでした。
別にそんなことはどうでもいいわなんて思ったけどね(笑)
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