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テーマ:DVD映画鑑賞(13596)
カテゴリ:2010洋画
かけるときに感想を書いておこう^^;)
先月見たDVD ☆マイ・プライベート・ロンドン☆(2007) ケリー・マクガキアン/メリー・マクガキアン監督 アンディ・マクダウェル コルム・フィオール ルパート・グレイブス ジェニファー・テイリー ドナ・デリコ ストーリー 飲酒、薬物、うつのいわゆる3Dを克服するまでの過酷な現実を描いたドラマ。 と言いながらも、私には男と女、三角関係といったドラマだと思って見ていたわ。 こういったセラピーって28日間なんだよね。 以前サンドラ・ブロックの映画で「28DAYS」ってあったんだけど、これも中毒治療センターでの28日間の話だった。
サンドラの方は、このセラピーでいろんな人に出会って変わっていくというまあそんな話なんだけど、こちらのプライベート・ロンドンの方は、どろどろだ~。 マークは飲酒が原因でこのセラピーに参加。 28日間の集団治療が終わって、友人・家族恋人を交えての週末ファミリープログラムが始まった。 ここでマークには妻ジェーンが来たのだが、さらにマークが勝手に恋人のパメラも呼んでしまった。 来たものは仕方ないとセラピーを運営する夫婦ビルとケリーは、複雑な関係の中で社会復帰に向けてセラピーを始める。 しかしね、まず妻と愛人は戦闘モード。 自分のもとに帰ってきてほしいと妻がセラピーに夫を送り込んだ。 飲酒にドラッグにマークはいつも逃げてばかり。 酒を断って、まともになれば自分のもとに帰ってくるのではないかと思うんだよね。 愛人はマークが妻より自分を選んだと自信満々。 私の方が愛されているのよってね。 まずいよね・・・まずいよね~~ バチバチ火花が散っているもん。 マークはどうなの?っていうと、愛人をここに呼んだことからもわかるように妻から逃げたいのだ。 妻との生活は、苦痛だったと。 妻は彼を支配しようとし、マークはそれに耐えられず逃げ出そうとしアルコールにおぼれ妻に暴力をふるい、ついには愛人のもとに逃げ出した。 妻はヒステリックに彼を罵ったかと思うと、彼に取りすがって「愛している」と繰り返す この妻をジェニファー・テイリーが演じているのだが、もともと芯の強そうな顔をした女優さんなんでとても迫力があるのだ。 こんな二人を見て、この苦しい状態から抜け出すには二人は別れて別々の生活をした方がいいだろうとセラピーのジムとケイリーは結論を出す。 そして二人にきちんと自分の気持ちを文章にして、お互いにそれを読み聞かせることにする。 マークは「今まで暴力をふるって悪かった、だがもう自由にさせてくれ」と言う。 妻のジェーンはそれに対して「このくそったれ!」 でも「この苦しみから逃れるには別れて愛も憎しみも忘れる」というのよね。 でもね、その会談が終わって別れ際にマークに取りすがって「私を捨てないで!愛しているの」 もうね~~、この愛と憎しみと悲しみとグッチャグッチャになっている彼女がすごいんだなあ。 ここまで愛され憎まれるマークってそんなにいい男なのか?(笑) まあとにかく、これで二人は別れるんだろうなって思ったのよ。 マークは妻から逃げたいんだろうって思うものね。 ところが、これが男と女の不思議なところなのだ。 ネタばれ →セラピーの施設が火事になるんだ。 まあ原因はセラピーを受けていた一人の男が火を付けたんだけど(と思う) とにかく火が回ってきたとき、マークは妻のジェーンの姿が見えないことに気がつき助けに行くのよ。 愛人のパメラの姿も見えないのによ。パメラじゃないのよ妻のジェーンなんだよ、彼が探したのは。 無事に助け出した後、二人は固く抱き合うんだね。 一方、パメラはなんとセラピー夫婦のジムと逃げ出してきた。 パメラはねマークとのことを「本当にマークを愛しているのか?」って考え始めていたんだよね。 そんな時にジムに誘われた(?)所詮セラピストといえども人間だし・・・(笑) そこで火事になり、二人は一緒に外に逃げ出したのだ。 それを見たのは、もちろんセラピストの妻ケリー。← ぐるぐるとカメラが回る印象的なラストだ。 なんかね、とっても皮肉っぽいとも思ったし、こういう夫婦の愛憎ってあるだろうなとも思うのよね。 →マークとジェーン夫婦って、二人ともとても似ているんだと思うのね。 感情がとっても激しいというか、お互いにそれをうまくコントロールできずに相手にありったけの愛を押しつけちゃう。 この先、二人は又喧嘩して、夫は逃げ出そうとするかもしれない。 妻はヒステリーを起こし捕まえようとするかもしれない。 二人の愛はそういう形なのだろう・・・? とても疲れそうだが^^;) 其れよりも、セラピスト夫婦の今後が心配ではあるな。 まともな事を言い、お互い正しい生き方(?)をしてきたと思った二人に、こんな形の亀裂が入るとはね・・・すごく皮肉だ。 人の愛の形って、形にはめる事って出来ないのかもしれないよね。 ← セラピストのケリー役をアンディ・マクダウェルが演じている。彼女、結構印象に残る顔なんだよね。
私は、この「恋はデジャ・ブ」の印象が強いけど、他に「セックスと嘘とビデオテープ 」などにも出ていたよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.04 21:39:03
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