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テーマ:DVD映画鑑賞(13594)
カテゴリ:2011洋画
この映画は劇場未公開なんだって、でもスルーだったのはもったいないって思うよ。
☆みんな元気☆(2008) カーク・ジョーンズ監督 ロバート・デ・ニーロ ドリュー・バリモア ケイト・ベッキンセイル サム・ロックウェル ストーリー フランクには自慢の4人の子どもがいた。NYに住むアーティストのデヴィッド、シカゴで広告会社の重役を務めるエイミー、デンバーに住むロバートはオーケストラの指揮者、ラスベガスのショーで活躍するロージー。妻を亡くして初めて、大人になった子ども達と自分が疎遠になってしまった事に気が付いたフランクは、再び家族の絆を深めようと週末にバーベキューを計画する。が、子ども達はみな各々に理由をつけてドタキャン・・・。そこで、自分が子ども達を訪ねて驚かそうと、NY、シカゴ、デンバー、そして、ラスベガスへと旅を開始。子ども達は仕事で成功して幸せに暮らしていると信じていたフランクだったが、久しぶりに会った彼らはそれぞれ問題を抱えていることを知る・・・。しかも、それをフランクに隠しているようだった。彼らの素っ気ない態度に、縮まる事のない心の距離を感じるフランク。しかし、実は彼らにはどうしても父に伝えられない秘密があった・・・。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、年とった父親の気持ちがわかる映画。 親はいつまでたっても親なんだよね・・・ 子どもの為に才能を伸ばしてやろうとそんな気持ちで子育てしてきた父親にとって、子供たちは成功してみんな幸せに暮らしていると思っていた。 いつも妻が子供たちと連絡を取って、自分に「子供たちは元気よ」って伝えてくれていたんだろうね。 妻がいなくなり一人さみしくなった彼が、じかに子供たちと付き合おうと思う。 母親には何でも話していただろう子供たちが、自分には何か隠していることに気が付いていくの。 最初に行ったNYのデイヴィッドは不在で会えず。 次はシカゴのエイミー(ケイト・ベッキンセイル)、列車とバスで移動するフランク。 飛行機を使わないのは彼が長年電線のコーティングの仕事をしていたため肺に病気を持っているため。薬は欠かせないし、医者にも秘密で出掛けている。 エイミーは仕事は順調のようだが夫と息子(フランクにとっては孫)の関係がどうも変。 それに、エイミーもなんだか取って付けたかのようないいわけで父親に長居をさせたくない様子。 「突然訪ねてきた方が悪いんだから」と言いながらもさみしげなフランク。 次にデンバーのロバートのもとに。 指揮者になっていたと思ったロバートは打楽器奏者だった。 お前の才能なら指揮者になれるだろうに?という父親に「自分のことはよく分かっているし、打楽器奏者も好きなんだ」というロバート。 今まで何にも知らなかった子供の暮らしぶりを今さらながら気がついたフランク。 そして、ラスベガスに住む末っ子エイミーの家に。 かなり広いマンションに住んでいるが、どうもそれも借りものらしい。 女友達が赤ん坊を連れ訪ねてくるが、その態度もちょっと気になる。 しかしエイミーは一番父親を歓迎してくれている。 でも長居をせずに家に帰るというフランク。 残念がりながらどこかほっとした表情のエイミー。 薬をある事情でなくしてしまったフランクは帰りは飛行機で帰ろうとする。 飛行途中で具合が悪くなったフランクは気がつくと病院の一室。 そこには子供たち3人が集まっていた。 父親を心配して集まった子供たちに「嘘をつかないで本当のことを話してくれ。大丈夫だから」というフランク。 ~~~~~~~~~~ 子供のためにと一生懸命に育ててきた。 確かに子供の成長を願いながら自分の夢も押しつけていたのかもしれない。 いつまでも子供だと思っていた彼らは、いつしか自分なりの道を歩き始めていた。 でもね、やっぱりお互いに思いやり遠く離れていても気遣っていたんだよね。 かやの外に置かれていたのは自分のせいかもしれないってフランクは思うの。 でもそれも妻の思いやりだったんだよね。 妻の墓の前で「子供たちはみんな元気だよ」って報告してあげるフランク。 今度は自分が子供たちを見守ろう(または見守られる)って思うのよね。 子どもたちが父親に歯に物が詰まったような、なんともそっけない態度を取るのが、ああこの家族本当にバラバラなのかしら?って思わせる。 そして姿を見せないディヴィッドはどうしたんだろう?ってそれも気になるのよ。 すべてがhappyというわけではないのだが、ラストのクリスマスシーンに心温まる。 しかし、本当にアメリカって広いんだよね。 家族がバラバラに散らばっていたら、確かに大陸横断なんだなあ。 家族、恋人、友人たちの電話を彼の仕事(電話線コーティング)が守ってきたんだというのも伝わってくる。 距離を縮めてくれる大事な会話だ。 「みんな元気?」 「うん、元気だよ」 そんな何気ない会話もとっても大事なんだよね。 ★★★★☆・・・デ・ニーロこういう役をやる年齢になったんだなあ~~。 彼のこわもての役も好きだけど、私は「フローレス」が好きだったりするのよね。 ドリュー・バリモアは、かわいいわ^^) ケイト・ベッキンセールはアンダーグラウンドのような役もあるけど、こういう家族もののしっかりしたお姉さんというのもあっているよね。 サム・ロックウェルは「月に囚われた男」だよ~~(これはお勧めよ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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