ローズ・イン・タイドランド
☆ローズ・イン・タイドランド☆(2005)テリー・ギリアム監督ストーリーアメリカの若手人気作家、ミッチ・カリン原作「タイドランド」を、「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアム監督が映画化したダーク・ファンタジー。とんでもなく悲惨な状況にいる少女”ジェライザ=ローズ”を主人公に、ローズの目に映る不思議な出来事、その奇妙で幻想的なイマジネーションの世界が描かれる。ギリアム版「不思議の国のアリス」といった趣の脚本、独特の映像表現、そしてギリアムにして”普通じゃない”と言わしめた、天才子役ジョデル・フェルランドの可愛らしくもエネルギッシュな演技ぶりが見どころ。「不思議の国のアリス」を読むのが大好きな10歳の少女、ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)。まだ幼い彼女は学校には行っていない。薬物の大量摂取でママを失ったローズは、元ロックスターでジャンキーのパパ(ジェフ・ブリッジス)とママを盛大に見葬った後、バスに乗ってテキサスにあるお祖母ちゃんの家を目指す・・・。ダークなファンタジーということで話題になったギリアム監督のファンタジーですよね。なかなか見る機会がなかったんですが、思い切って借りました(笑)はい、とってもダークでした。そしてこの主役の女の子この先が楽しみな演技でしたね。ひとり芝居する場面が多くて、彼女うまかったですもん。印象に残るシーンは、海のシーンかなあ。家がだんだん傾いて枯れ草の草原に沈んでいくシーンが好き。女の子はすでに大人の女顔負けで、ラストを見てこの子はこの先もきっとたくましく生きていくだろうと思うのです。でも、やっぱりどうなるのかな~と不安でもあるのでした。この先もバービー人形の頭と話をしながらすごしていくんだろうか・・・それとも、意外と普通の女の子になるんだろうか?幸せになってほしいと願いつつ。