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テーマ:旅のあれこれ(9937)
カテゴリ:旅行/おでかけ
(その1)からの続き。 サマルカンドに戻り、アフラシヤブの丘の近くにある、アフラシヤブ博物館へ。 アフラシヤブの丘とは、チンギス・ハンのモンゴルによって破壊される前のサマルカンドの町。今では草も生えない土の塊になっているが、2750年の歴史を持つといわれるサマルカンドだけに、この丘には11層にも及ぶ町の跡が残っているという。 アフラシヤブ博物館では、この丘から発掘されたものが展示されている。 アレクサンダー王の時代のコイン、ゾロアスター教の祭壇などがあるが、必見はソグド人の残した壁画(ソグド人の壁画については(その1)参照のこと)。
次に訪れたのは、バザール(↓)。 今でも地元の人が買い物をするというこのバザールには、ドライフルーツやナッツ類、スパイス、ナン(丸く平べったいパン)、コメなどさまざまなものが売られていた。 特にドライフルーツは種類が豊富で、干しブドウには白いものや細長い形をしたものなどがあり、干しアプリコット、干しメロン(!)、干しイチジク、干しプラムなど目移りしまくり。ナッツもアーモンド、ピスタチオ、ピーナッツなどがあり、粒は小ぶりだけれど味が濃くてどれも美味。 ちなみに、サマルカンドのナンはとても有名で、固くなっても水に浸せば3ヶ月は美味しく食べられるらしい。 お次は、ビビハニム・モスク(↓)。 中央アジア最大のこの巨大なモスクは、ティムールがインド遠征から帰った1399年に着工、異例のスピードで1404年に完成したものだが、これは完全な修復版。 オリジナルのものは、ティムールが建築を急がせたためにすぐに倒壊が始まり、地震もあって原形をとどめないほどになってしまっていたという。
さて、サマルカンド最後の観光スポットは、最大の見どころレギスタン広場(↓)。 夕方で空の色が真っ青ではないのがとても残念・・・
正面にあるのがティラカリ・メドレセ。 “金箔された”という意のこのメドレセは、ドームの下の礼拝所の天井が金箔で美しく飾られていることで有名(↓写真)。 天井はドームに見えるけれど、これ、実は平面なんだとか。恐るべし、遠近法! このティラカリ・メドレセの中に、伝統的な中央アジアの楽器を扱っているお店があり、そこで少しそれらの演奏を聞かせてもらった。牛の皮や桑の木で作ったそれらの楽器は、タンバリンやギターによく似ていたけれど、切ないというか郷愁を誘うような音色が印象的だった。 以上でサマルカンド観光終了。 昨日、今日といろいろ見たけれど、ウルグベクの天文台や、青空のもとのレギスタン広場も見たかったなぁ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.13 12:36:13
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