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ようやく国立新美術館でやっている『THEハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち』に行ってきた。 展示は7つのコーナーに分かれていた。 1つ目は、ハプスブルク家の肖像。 最初の展示は、文化人で芸術や学問を庇護したルドルフ2世の肖像画。 このコーナーの見どころ(この企画展の見どころと言ってもいい。いきなりハイライト!)は、なんといっても“11歳の女帝マリア・テレジア”(↑左)と“オーストラリア皇妃エリザベート”。 マリア・テレジアはとても利発そうで、さすが!という感じ。 エリザベートはすごく愛らしく描かれていて、絵の前はすごい人だかりだった。エリザベートの夫フランツ・ヨーゼフ1世は髭が立派で、肖像画にも髭がいきいきと(?)描かれていた。 しかし、肖像画の大きさってどうやって決まるんだろう? 2つ目は、イタリア絵画。 カール5世(オスマン帝国のスレイマン1世と同時期。ウィーン包囲スペインの最盛期を築いたフェリペ2世の父)がティツィアーノ(『ウルビーノのヴィーナス』)を召抱えたということで、ジョルジーネ、ティントレットなどヴェネツィア派の絵画が並ぶ。 3つ目は、ドイツ絵画。 「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」と言ったマクシミリアン1世(カール5世の父)がデューラーを庇護したとのことで、デューラーが描いた肖像画が3点展示されていた。ヴェネツィア派に比べると、線がぐっとシャープだった。 このドイツ絵画のコーナーにも(=“洗礼者ヨハネの首を持つサロメ”)、前のイタリア絵画のコーナーにも(=“ホロフェルネスのクビを持つユディット”)、女性が男性の生首を抱えているという絵があったのが印象に残っている。 4つ目は、特別里帰り出品。明治2年(1869年)に修好通商条約が締結されたときに明治天皇が皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に友好のしるしとして贈った画帖2帖と蒔絵棚2つが展示されていた。 画帖は、花鳥図のほか物語(業平の東下り、那須与一などがあった)もあってなかなか面白かった。 5つ目は、工芸と武具。 マリア・テレジアの母や夫フランツのカメオが付いた、貝を使ったシャーベット用センターピースが面白かった。 トルコ石を使った掛時計も可愛らしかった。 6つ目は、スペイン絵画。 フェリペ4世がベラスケスを重用したとのことで、幼い皇太子フェリペ・プロスペロと、こちらも幼い娘マルガリータ・テレサの肖像画(↑右)が並べて展示されている。 ベラスケスのほか、ムリーリョの絵も。“悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル”は素敵だったなぁ! 最後は、フランドル・オランダ絵画。 ブリューゲル(“農民の踊り”のブリューゲルの息子)、ルーベンスやヴァン・ダイクの絵があった。 以上でおしまい。 全体的に小粒(有名な画家の作品はあるけど地味め)で、期待していたのとはちょっと違った ハプスブルク家のコレクションってもっとすごいかと思ってたんだけど、よく考えてみたら最後はボロボロだったから、意外と残ってないのかも。 この記事のトラックバックURL:
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