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翠蛇の沼

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2007年10月01日
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最終話本感想はこちら 前編中編後編


重ねて言うが、最終回は神がかっていた。
どこが凄かったかというと、もうありすぎてあげられないくらい。

銀河スケールの最終形態、銀河フリスビー、上川隆也の熱演、
俺の嫁は宇宙一スイング、タラコの確率変動弾、銀河をこねてビッグバンを作る、
ロージェノム巨大ドリル化、二重螺旋宣言、マトリョーシカ大作戦、
最後はラガンでとどめ、結婚式、ニアの消滅、穴掘りシモン、
マントを翻し去っていくシモンの漢の背中・・・
そして、こちらの予想を超越した20年後のCパート・・・・


全てが全て、凄いというしかない。
我々はアニメ界の神話が誕生する瞬間に立ち会ったのだ。


私がグレンラガンを見始めたキッカケは、
某所で見たカミナのセンス溢れる台詞だったりする。
あの「無理を通して道理を蹴っ飛ばすんだよ!」に代表されるカミナ節ともいうべき
べらんめぇ口調は、従来の巻き込まれ型ばかりのロボット物主人公にはない、
斬新な主人公として映ったものだ。
ところが、カミナは8話であまりにも早すぎる死を迎えてしまい
(4,6話は個人的には無かった事にしたいから、実質は6話程度・・・)
悲しいとか燃えるとかいうよりは、酷く困惑したのを覚えている。
その後物語は、失意の底に沈んだシモンの成長を軸に描き、
ニアみたいなテンプレなヒロインまで登場し、
何だか、襲ってくる苦難に主人公たちが巻き込まれていく、
普通のスーパーロボットものみたいになってしまった。
この変化に、最初は自分の望んだ形とは違うなぁ・・・と思ったものだ。
何か、もっと荒唐無稽で馬鹿っぽいのを期待してたもんで・・・

されど・・・知っての通り作品のクオリティは、
ここから先、常に一つ抜きん出たクラスで安定していく。
新たな敵・螺旋王四天王との戦いを中心として、毎回毎回見せ場があって、飽きさせない。
何と言うか、シナリオに隙が無い。
1話1話、きちんと盛り上げどころを作り、
どの話も次のエピソード、これからの展開へ必要な要素・伏線を入れている。

それはグレンラガン全体にも言える事で、
常識を突き破る、荒々しい作品のイメージとは異なり、
実に緻密に計算されたシナリオ、シリーズ構成の巧みさを感じた。
全27話(総集編があるので実質は26話)、なるべく『遊び』を省き、
全体の流れに必要な部分のみを抽出して構成した・・・そんなイメージがある。

だからこそ、例え性急であってもカミナは8話で死ななければならなかった。
彼が活躍する第1部は、あくまでキャラ紹介の意味合いが強く、まだ『遊び』の部分が残っていた。
ストーリーの核・・・シモンの成長物語に話数を裂くためにも、
彼には早く退場してもらう必要があったのだろう。

シナリオの凄さは、キャラ一人一人の扱いにも言える。

シモンを成長させるため、突然すぎる死を遂げたカミナ、
理想と現実という、第3部のテーマを描くため、ヒールに徹しさせたロシウ、
作中のインフレ展開に登場人物達が追いつけるよう、
科学と発明でフォローしていたリーロンとレイテ、
アンチ・スパイラルとの戦いの凄惨さを示すため、次々と散っていった大グレン団の仲間達、
第3部で株を上げつつ、第4部で最高の散り様を見せたキタン、
第2部の大ボスを務め、後半の超科学展開における語り手となり、
最後は勝利の決め手になって消滅したロージェノム・・・

どれもシナリオにおける重要な役割を果たさせつつ、
キャラの魅力を最大限に引き出す展開を用意している。

ロシウやキタンなどは、
個人的にはありがちな、個性に乏しいキャラというイメージだったのに、
第3部、第4部を通して一気に魅力を開花させていった。

とまぁ・・・シナリオ面では大絶賛したけれど、
私個人は、第2部以降、登場人物にはほとんど思い入れが無かったりする(ぉ
ぶっちゃけ、好みのキャラがいなかったのだ。
私が好きなのは、度を越えた奇人・変人なので、
それに当てはまるのは途中で死んだカミナぐらいで、
後は皆普通のキャラだなぁ・・・というイメージだった。
ヴィラルは外見と声優補整で結構好きだったけどw
こんな感じなので、第2部以降は特に感情移入も無く、
ただ盛り上がるストーリーを期待して見ていた。
他の視聴者に比べると、驚くほど冷めていたと思う(ぉ
終盤のシモンやキタンは凄かったけど、
あれはキャラよりはシナリオと演出の効果だしなぁ。
私がグレンラガンを『歴史に残る神作』と絶賛しても、
決して今期ナンバー1の評価を下さないのは、その辺が理由だったりしますw

ただ、最後のシモンの台詞は結構痺れた。
「俺は穴掘りシモンだ」
自らの生き様を示す台詞に、ようやくシモン自身の魅力が分かった気がしました。


後特筆すべきは・・・ロボット物の限界を超える程の、凄まじいインフレ(ぉ
ここまでやってしまった以上、スーパーロボット大戦に参戦は不可能でしょう。
最初地上に人間がいない世界ってだけで無理があるし・・・
序盤はデフレ、終盤は一気にインフレ・・・そんな作品でした。
そこが残念ではあるけれど、そういう計算を一切捨てて、
ただ「天元突破グレンラガン」という作品のために
全てを費やしたスタッフには拍手を送りたい。



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Last updated  2007年10月01日 20時26分33秒
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