写真集の表紙に龍ヶ崎の洋館
「めくるたび」という」タイトルの写真集「あなたに見せたい風景があります」というザブタイトル。丸田祥三 小学館 2006年7月発行表紙は龍ヶ崎市に残る赤レンガの洋館である。本の中にはもう一枚の同じ場所での写真があった。写真家は「私にとって一番印象的な作品です」と書いている。「もう屋根も崩れてなくなり、不思議なことに空や森とも交わってしまっているようでした」なぜだか、人を癒す力があると・・・ ああ、あの諸岡邸の赤レンガの門と塀もお見せしたかった。見知らぬ方ではありながら。あの門と塀も本当に不思議な力で観る人を引き込むのだから。 あの赤レンガの門塀があった旧市内の町の中に、高い木々の緑を背景にした広場にあの門塀を残せたら思う。 そう。 風景に溶け込むように町の人々の記憶に寄り添うようにあの佇まいを町に残せたらどんなに嬉しいことだろう? 「歴史的建造物を残そう」とこれからのまちづくり方針として明記されてありながら、具体的な問題になると一歩も進まない。 「様々なる意見」によって、赤レンガの門塀はさまよっている。地域遺産としての何か、を残すには 「残す必要がない」 「残せない」という様々な意見をかいくぐり 「残すべきなのだ」 という意見を市民の声にしていかなければならないからいろいろなことを試み努力してきたが今年も努力したい。