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フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

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2012年10月06日
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ジャパンオープンでの真央ちゃんの演技を先ほどまで見ていたのですが、う~ん、何というか、何というか、ちょっと期待し過ぎてたかな・・と思っちゃいました。いや、真央ちゃんの今シーズンのフリープログラムが「白鳥の湖」だと知った時から実はもう楽しみで楽しみでならなかったんです。昨夜もお披露目が楽しみ過ぎて、なんかなかなか寝付けなかったくらい。
あ、私は勿論テレビ鑑賞のみなんですけどね(笑)。小さい頃からバレエを習っていて、常日頃あれだけ美しい演技を見せてくれる真央ちゃんのことだから、「白鳥」はどんなにか、なんて私の中での期待値がどんどん勝手に高まってしまっていて、なので真央ちゃんの今日の演技はお披露目としては素晴らしい出来だったとは思うのだけど、う~ん、なんだかいまいち乗り切れなかった・・・と、言いますか・・う~ん、相変わらず「真央ちゃん」だな~・・というのが一番の感想ですかね(苦笑)。
注・以下、かなり辛口の感想です。真央ちゃんの演技を賞賛だけしていたい方はご覧にならない方が良いかと思いますのでご注意下さい。



真央ちゃんは真央ちゃんを演じることしか出来ないのだろうか。以前から感じていたことではあるのだけど、今回の演技を見て、それはもう殆ど確信に近い思いとなってしまった。真央ちゃんに「演技力」を期待するのはもう無理なのだろう、と。演技序盤のあのドラマティックな音楽を全然表現出来ていない。サラッと流してしまっている。俗にいう「音楽が単なるBGMになってしまっている」状況。真央ちゃんに「ドラマティック」を要求すること自体に無理がある、そう言ってしまえばそれまでなんだけど。
ならば天性の輝かしい表現力であの曲をきらめかせてくれたか?と考えればそれも違ったし(少なくとも今回のお披露目では)。何というか、何とも「中途半端」な曲の表現としか思えなかった。美しい「バレエのような」演技だった訳でもない。良かったのはジャンプの安定と(トリプルアクセル跳ばなかったことは大きい)更に磨きがかかったように見えるスケーティング、そして衣装!シンプルで飾り気のない衣装は真央ちゃんの美しさを一層引き立たせてくれる。銀色の髪留めがとてもよく似合っていて、うっとりしてしまった。あの衣装でこちらの期待値が更に勝手に上昇した感があり、ゆえに真央ちゃんの演技に少々、じゃない相当?辛口になってしまった感さえある。ご免ね、真央ちゃん。元々真央ちゃんは緊張するタイプだし、「白鳥」初披露ということで相当な緊張の中での闘いであったろうことを思うと(しかしそれでも今回は、いつも程の緊張感は伝わっては来なかったように思う。佐藤コーチの元、精神的にも本当に落ち着いて演技に臨めるようになったであろうことが伺われる)上出来!と言っていい出来栄えだったはずなのに。ここ数年ずっとスロースターターだった訳だしね。
ので、本当なら手放しで賞賛したいところなのだけど、浅田真央のファンというのは本当に欲張りな訳でして(笑)。それにブログでくらい本心を言わなきゃ、どこで言うんだ、って感じで、まぁそういう訳で、勝手に書かせて頂きます。

まだジャンプの修正中で(昨シーズン不安定だったループが安定していたのは嬉しい!)、スケーティングだってまだまだ磨きをかけている最中に、これだけ出来れば本当に素晴らしいとは思うのだけど、そういう技術的な面ではない、何か根本的なところで真央ちゃんにはもう少し大きく羽ばたいて欲しい、と欲張りないちファンは思ってしまうのですよ。根本的なところ・・・それが最も難しいところだから、困ってしまうのだけどね。真央ちゃんは「清く、正しく、美しい」演技「しか」出来ないというのが。それはフィギュアスケーター浅田真央の、最大の長所であり、武器でもあるから、だからこそ真央ちゃんは、これだけ沢山の人から愛されているわけで、私も勿論大好きだ。けど、今回「白鳥」を見て痛切に感じさせられたのは、ああ、やっぱりそれだけじゃダメだ、ということ。あの「白鳥の湖」、チャイコフスキーの魂の叫びを表現した音楽と、ピュアな「だけ」の真央ちゃんの演技とが、私の中ではどうしても一つに結びつかなかった。真央ちゃんはあの曲をどのように聴いたのか?真央ちゃんなりにどのように解釈したのか?殆ど見えてこなかったよ。ただ上っ面をなぞっているだけのようにしか見えなかった。真央ちゃんはバレエの「白鳥の湖」だって実際に何度も観ているはずだ。
実際にバレエ「白鳥」を観ていれば、あのバレエ作品が単なる能天気な「おとぎ話」なんかでないことくらいわかってるはずだ。ジークフリートの、オデットの、二人の苦悩が色濃く漂うあの名作。真央ちゃんの演技からは苦悩のくの字も伝わっては来なかった。仮にバレエ「白鳥の湖」なんて一切無視、ただただ音楽を表現したのです、と言われたとしても、上に書いたように私には真央ちゃんの想いは分からなかったな。「白鳥の湖」って、バレエ作品としても、チャイコフスキーの音楽だけ取り上げたとしても「暗、陰」の部分の大きい作品なんだな、だから「明、陽」の真央ちゃんには表現しきれないのか?ということを、今まであまり意識してはいなかったけど、改めて実感させられたような気がする。
あと、もう一つ。これは後に滑ったワグナーを見て、改めて思ったんだけど、真央ちゃんには「魅せる」という意識が根本的にないんだな。自分がどういう仕草をすれば、どんな表情をすれば、観客は自分に魅せられるんだろう、どうしたら観客を魅せることが出来るのか?そういう意識がワグナーにはもの凄く強いものとしてあって、実際本当に魅力的だった。魅せられました。特別彼女のファンでない私でも。自分のファンが自分の演技に魅せられるのは当たり前。それ以外の人に、どれだけアピールできるか?自分に全く関心のない人の眼を、こちらに向けさせるにはどうしたらよいのか?それこそ「勝負!」な訳です。ワグナーはそれを強く意識していますね。で、真央ちゃんは多分全く意識していない(笑)。うん、まぁ「真央ちゃん」だものねぇ・・いや、私も分かってますよ。そういうところが真央ちゃんであり、真央ちゃんの魅力の一つなのだと。分かってはいるのだけど・・う~ん、何とももどかしい・・・





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最終更新日  2012年10月07日 01時34分04秒
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