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2013/04/14
カテゴリ：百人一首
百人一首 43番歌 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり 作者:権中納言敦忠（ごんちゅうなごんあつただ） 藤原敦忠 （ふじわらのあつただ） 906～943 平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。母は在原業平の孫です。時平の子。琵琶の名手。 恋人とやっと逢瀬を遂げたあとの恋しさに比べたら、昔の物思いなどは何も思っていなかったのに等しいほどのものだったね。 まことに恋多き平安のプレイボーイだったようです。興味ある方は大和物語をみると藤原敦忠の生き方をかいまみることができるかもしれません。この歌は激情の恋歌ですが、どこか現代人にも通じるところがあります。１０００年をへた今も男女の情感はそれほど変わらないことがうかがい知れるでしょう。一途な恋心を詠った恋歌が多いのも百人一首の特色であり今も連綿と色褪せないので今日まで続いた要因かもしれません。 ※ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2013/04/17 10:45:28 AM
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