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カテゴリ:百人一首
百人一首 98番歌 風そよぐ 楢の小川の 夕暮は 御禊ぞ夏の しるしなりける かせそく ならのをかはの ゆふくれは みそきそなつの しるしなりける 風がそよそよと楢の葉に吹いて、ならの小川(上賀茂神社・御手洗川)の夕暮れは、すっかり秋めいているが、六月祓(みなづきばらえ)のみそぎの行事だけが夏のしるしなのだった。 作者:従二位家隆(じゅにいいえたか) 藤原家隆 (ふじわらのいえたか) 1158~1237 平安末期・鎌倉初期の歌人。藤原俊成に和歌を学び、定家とともに歌壇の中心人物となる。『新古今和歌集』撰者の一人。 平安時代は今と違い「旧暦」のこよみを使っていました。、月の動きをもとにした太陰暦です。 「1カ月を30日、1年を360日です。 旧暦では1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬」としていました。そして、現在のこよみは1年365日である太陽暦ですが、比べると1カ月ほど月日がずれています。この歌に出てくる6月30日の「六月祓(みなづきばらえ)」は、8月の初め頃に行われていました。 ※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/06/08 07:50:46 AM
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