|
テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画・テレビ
「The 有頂天ホテル」2006年製作・日本/フジテレビ・東宝
ご存知、三谷幸喜脚本・監督のエンターテイメントムービー。三谷映画作品を見るのはこれが初めてであるが、しかし、三谷初心者でも十分に楽しめる。この映画では、ほとんど観客を笑わせることに重きを置いている。 キャスト陣は、役所広司、香取慎吾、伊東四朗、松たか子、西田敏行、津川雅彦、唐沢寿明、佐藤浩市、戸田恵子、YOU、麻生久美子、、、、などなど(他の出演者のみなさん、ごめんなさい。)、あまりにも豪華すぎるメンバー。これほどまでにキャストが充実している映画は、過去にあっただろうか。唐沢寿明が脇役というのは、あまりにももったいなすぎるように思うが。とはいえ、出演者それぞれ、しっかり役どころは踏まえているし、それぞれの登場人物にも焦点が当てられていたので、それはよしとしよう。 この映画は、いわゆる「天丼」を巧みに使って、話を盛り上げているという印象を受ける。つまり、同じようなネタを、何度も繰り返し出してきているわけだ。その「天丼」は、観客が忘れかけたころに出してくる、そのタイミングが一番重要なのだが、三谷監督はそれをしっかりわかっていた。登場人物の多さを利用し、さまざまなキャラの話を随時持ってくることで、観客の気をそらして、そこに「天丼」を入れたのだ。この「天丼」の例が、この映画では(以下ネタバレあり。反転させてね。)「伊東四朗の顔面白塗り+洗顔クリーム」「香取の持っていた幸せを呼ぶ人形」「逃走したアヒル」に反映されている。しかし、これって、裏を返せば、反則技のような気がしないでもないが。 もちろん、それ以外にも十分に楽しめる要素はたくさんあるので、三谷作品に詳しくない方も、ぜひご覧になられてはいかがだろうか?面白さは十分に保障済みである。 <解説> 人気脚本家の三谷幸喜が『ラヂオの時間』『みんなのいえ』に続き、今度は大晦日の高級ホテルで繰り広げられる奇跡のドラマを描いた監督第3作。役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾など日本映画を代表する23人の豪華キャストが、迷路のようなホテルの中で働く従業員や訳ありの宿泊客を演じる。(Yahoo!ムービーより) <あらすじ> 大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが……。(Yahoo!ムービーより) <スタッフ> 脚本と監督:三谷幸喜(『ラヂオの時間』『みんなのいえ』) 音楽:本間勇輔(『笑の大学』『古畑任三郎』) 製作:亀山千広・島谷能成 <キャスト> 新堂平吉:役所広司(『ローレライ』『SAYURI』) 竹本ハナ:松たか子(『隠し剣 鬼の爪』『東京日和』) 武藤田勝利:佐藤浩市(『亡国のイージス』『海猫』) 只野憲二:香取慎吾(『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『ジュブナイル』) ヨーコ:篠原涼子(『冷静と情熱のあいだ』『姑獲鳥の夏』) 小原なおみ:麻生久美子(『カンゾー先生』『真夜中の弥次さん喜多さん』) 瀬尾高志:生瀬勝久(『劇場版トリック』『戦国自衛隊1549』) 矢部登紀子:戸田恵子(『みんなのいえ』『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』) 堀田衛:角野卓造(『嫌われ松子の一生』) 堀田由美:原田美枝子(『愛を乞うひと』『蝉しぐれ』) 桜チェリー:YOU(『誰も知らない』) ホセ河内:寺島進(『交渉人 真下正義』『TAKESHIS'』) 右近:オダギリジョー(『SHINOBI』) 丹下:川平慈英(『いぬのえいが』) 野間睦子:堀内敬子(舞台『12人の優しい日本人』) 蔵人:石井正則(『卒業』『交渉人 真下正義』) 赤丸寿一:唐沢寿明(『みんなのいえ』『CASSHERN』) 徳川善武:西田敏行(『釣りバカ日誌』シリーズ、『ゲロッパ!』) 板東健治:津川雅彦(『マルサの女』『大病人』) 総支配人:伊東四朗(『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『明日があるさ!THE MOVIE』) <関連作品> 笑の大学 スペシャル・エディション ラヂオの時間 スタンダード・エディション その他の三谷幸喜作品を探す よかったら、クリックお願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月01日 23時34分05秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画・テレビ] カテゴリの最新記事
|