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カテゴリ:映画・テレビ
『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』 2006年製作・アメリカ
C.S.ルイスによる全7巻のファンタジー巨編の、話題の実写映画化作品。その第1章がこの『ライオンと魔女』だ。実はこの原作本を小学生のころに読んだことがある。担任だった先生から、「自分の聖書」だと言ってプレゼントされたのが、この『ライオンと魔女』だった。それだけに、それなりに思い入れもあるので、今回鑑賞することにした。とはいえ、ストーリーはどんなのだったか、すっかり忘れてしまったけど。 そういえば、あの本は、どこへ行っちゃったっけ?(ってオイ!!)今度捜してみるか。 変哲もない普通の衣装ダンスが別世界への入り口となる設定からして、いわゆる「日常性の中の非日常性」を描いた「ドラえもん」映画シリーズの雰囲気を感じさせる。もちろん原作は1950年の発表なので、パクリのわけがなく、むしろ「ナルニア」の影響を「ドラえもん」が受けたと言ったほうがいいだろう。ファンタジー好きの藤子F先生のことだから、おそらくこの「ナルニア」も読んでいたことだろう。 映像技術についてはもはや言うことはなし。さすがはディズニーだけあって、いかにもCGだと丸わかりのものはほとんど見当たらない。CGでありながら、動物達はごく自然な動きをしていて、全く違和感を覚えずにキャラクターが生きているということを実感させる。邦画もこれぐらいのことはやってほしいなあ・・・とは思うが、向こうは桁違いの金を使って作ってるから、仕方のない話である。 ただストーリーを見ると、純粋に面白いかというとそうではなく、かといってつまらないというわけでもない、どっちつかずの印象を残した。戦闘シーンも迫力はあるのだが、何か一つ物足りない。どうも釈然としないものを残して、終わってしまったような感じである。 物語は、「ロード・オブ・ザ・リング」とは違い、1シリーズ完結というスタイルをとっているので、完全な連続性というものは「ナルニア」にはない。そのため終わり方も、あの出来事はまるで夢物語だったという感じで締めくくられる。第2章は「カスピアン王子のつのぶえ」で登場人物も1章と同じ面々で描かれる模様。とりあえず2章もそれなりに楽しみにしておきたい。 ~作品データ~ <解説> 20世紀を代表する英国作家、C.S.ルイスによる全7巻からなるファンタジー巨編「ナルニア国物語」シリーズの第1章を映画化。監督は『シュレック』シリーズのアンドリュー・アダムソン。 <あらすじ> ドイツ軍の空爆が激化する第二次大戦下のイギリス。ペベンシー家のピーターら4人の兄妹は、ロンドンの空襲を逃れるため、田舎に住むカーク教授に預けられる。好奇心旺盛な末っ子のルーシーは、その広大な屋敷でかくれんぼをしているうちに、空き部屋で大きな古い衣装だんすを見つける。その奥に進むと、そこは偉大なる王アスランの作った国ナルニアだった。ナルニアは、冷酷な白い魔女により100年にもわたり冬の世界に閉ざされていた。(Yahoo!ムービーより一部抜粋・編集) <スタッフ> 監督:アンドリュー・アダムソン (『シュレック』シリーズ) 原作:C.S.ルイス 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(『キングダム・オブ・ヘブン』『マイ・ボディガード』) クリエイティブ・スーパーバイザー:リチャード・テイラー(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ) 視覚効果・スーパーバイザー:ディーン・ライト(『タイタニック』) <キャスト> ピーター・ペペンシー:ウィリアム・モーズリー スーザン・ペペンシー:アナ・ポップルウェル エドマンド・ペペンシー:スキャンダー・ケインズ ルーシー・ペペンシー:ジョージ・ヘンリー 白い魔女:ティルダ・スウィントン(『コンスタンティン』『エドワードII』) タムナス:ジェームズ・マカヴォイ(『ウィンブルドン』) アスラン(声): <関連商品> ライオンと魔女 ナルニア国物語セット(全7巻)カラー版 よかったら、クリックお願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月23日 01時36分18秒
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